
外壁塗装を検討するとき、「ベージュなら落ち着いていて失敗しにくそう」と考える方は多いのではないでしょうか。ベージュは住宅になじみやすく、流行に左右されにくい定番色です。一方で、実際に塗ってみると「思ったより白っぽかった」「無難すぎて地味になった」「サイディングの柄が消えてしまった」など、仕上がりに後悔するケースもあります。
そこで今回は、一般住宅の外壁・屋根塗装を専門に手掛け、全国で年間3,000件以上の施工実績を持つスターペイントが、サイディングをベージュにして後悔しやすい理由と、その失敗を防ぐための色選びを現場目線で解説します。
ベージュを候補にしている方は、「ベージュにするかどうか」だけでなく、「どんなベージュを、どのように使うか」を考える材料としてぜひ参考にしてください。
サイディングをベージュにして後悔する7つの理由
ベージュは比較的失敗しにくい外壁色ですが、選び方を間違えると「想像していた仕上がりと違った」と感じることがあります。まずは、サイディングをベージュにしたときに起こりやすい後悔を知っておきましょう。
思ったより白い・黄色い・地味……ベージュで多い7つの失敗
一口にベージュといっても、白に近いアイボリー系から黄色みの強いクリーム系、茶色を含んだモカ系、グレーを含んだグレージュまで色味はさまざまです。
そのため、「ベージュならどれを選んでも同じような仕上がりになる」と考えてしまうと、完成後の印象に大きな差が生まれます。
代表的な後悔を整理すると次のようになります。
| よくある後悔 | 主な原因 |
|---|---|
| 思ったより白っぽくなった | 小さな色見本だけで決めた |
| 黄色みが強く感じた | 色相を十分に確認していない |
| 地味・無難すぎる外観になった | 外壁全面を似た色でまとめた |
| のっぺりして見える | サイディングの柄を単色で塗りつぶした |
| 思ったほど高級感が出なかった | 艶・明度・付帯部との組み合わせが合っていない |
| 汚れが予想以上に見える | 白に近い薄いベージュを選んだ |
| 屋根やサッシと合わなかった | 外壁の色だけを見て決めた |
特に注意したいのが、小さな色見本と実際の外壁では色の感じ方が違うことです。
一般的に明るい色は、広い面積になるほど明るく感じやすくなります。手元では落ち着いたベージュに見えていても、家全体に塗ると「思っていたより白っぽい」という仕上がりになる場合があります。
また、ベージュは周囲の光にも影響されます。晴天の日中と曇りの日、朝と夕方、日向と日陰では、同じ外壁でも微妙に色味が変わって見えます。
そのため、サイディングをベージュにする場合は、色番号だけでなく実際の住宅に塗ったときの見え方まで想像することが重要です。
「無難だからベージュ」で決めると後悔しやすい
ベージュを選ぶ理由として多いのが、「派手な色で失敗したくない」「長く住む家だから無難な色にしたい」という考え方です。
もちろん、ベージュは周囲の住宅や街並みにもなじみやすく、長期間見ても飽きにくい優秀な色です。
ただし、「無難だから」という理由だけで決めてしまうことはおすすめできません。
たとえば同じベージュでも、
- 明るくやさしい住宅にしたい
- 落ち着いた高級感を出したい
- 木目を生かしたナチュラルな住宅にしたい
- 北欧風の柔らかな雰囲気にしたい
- 黒い屋根と組み合わせてモダンにしたい
といった目的によって、適した色味は変わります。
「ベージュにすること」を目的にするのではなく、完成後にどんな家にしたいのかを先に考えることが、後悔しない色選びの第一歩です。
スターペイントでも色のご相談を受ける際、「何色にしたいですか?」だけで決めるのではなく、「今のお住まいのどこが気に入っているか」「塗装後にどんな印象にしたいか」まで確認しながら配色を考えます。
💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス
外壁塗装で意外に多いのが、「色見本では気に入っていたのに、家全体を見ると何となく違う」というケースです。
原因は、外壁色そのものではなく、住宅全体を構成する色を考慮できていないことにあります。
住宅には外壁以外にも、屋根・サッシ・雨樋・軒天・水切り・玄関ドア・シャッターボックスなど、多くの色が存在します。その中には塗装で簡単に変更できない部分もあります。
たとえば黒いサッシが多い住宅なら、少し落ち着いたベージュにすると全体が引き締まりやすくなります。一方、シルバー系サッシの場合は黄色みの強いベージュより、グレーを含んだグレージュ系のほうがなじむことがあります。
プロが色を見るときは「外壁一面の色」ではなく、家全体のカラーバランスを見ています。ベージュを選ぶ前に、一度ご自宅を道路側から少し離れて眺め、「変えられない色が何色あるか」を確認してみてください。
「色も気になるけれど、そもそも外壁塗装にいくらかかるのだろう?」という方は、まず概算費用を知っておくと塗装計画を立てやすくなります。
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それでもベージュが外壁に選ばれ続ける理由
後悔するケースがある一方、ベージュは外壁塗装で長く選ばれている定番色です。その理由は、単に「無難だから」ではありません。実用性とデザイン性のバランスが非常に取りやすい色だからです。
汚れが比較的目立ちにくく、周囲の住宅にもなじみやすい
外壁は常に屋外にあるため、年月とともに砂埃、排気ガス、雨だれ、コケ、カビなどが付着します。
その点、ベージュは白と茶色の中間に位置する色が多く、砂埃などの薄い茶色・灰色系の汚れとの差が小さいため、ホワイトやブラックなどと比較すると日常的な汚れが目立ちにくい傾向があります。
ただし、「ベージュなら汚れが目立たない」と言い切れるわけではありません。
たとえば白に近いライトベージュでは黒い雨だれが目立つ場合があります。また、湿気の多い北面に緑色のコケが発生すれば、ベージュでも十分に目立ちます。
| 外壁色 | 汚れの見え方の傾向 | 注意したい汚れ |
|---|---|---|
| ホワイト | 比較的目立ちやすい | 雨だれ・黒ずみ |
| ベージュ | 比較的目立ちにくい | コケ・濃い雨だれ |
| グレー | 比較的目立ちにくい | 白っぽい汚れ |
| ブラック | 汚れの種類により目立つ | 砂埃・水跡 |
| ブラウン | 比較的目立ちにくい | 色あせ |
また、ベージュは住宅街の景観とも調和しやすく、和風・洋風を問わず取り入れやすいのもメリットです。
大胆なイメージチェンジよりも、「今の家の雰囲気を残しながらきれいにしたい」という方にも向いています。
ライトベージュ・モカ・グレージュ……ベージュは1色ではない
ベージュ選びで最も重要なのは、「ベージュ」という色名だけで判断しないことです。
ベージュ系には複数の方向性があります。
| ベージュの種類 | 印象 | 相性のよいイメージ |
|---|---|---|
| ライトベージュ | 明るい・清潔感 | ナチュラル・南欧風 |
| アイボリー系 | 柔らかい・上品 | 洋風・フレンチ |
| 黄みベージュ | 温かい・親しみやすい | カントリー・南欧風 |
| モカベージュ | 落ち着き・重厚感 | ナチュラル・和モダン |
| グレージュ | 洗練・都会的 | 北欧・モダン |
| ピンクベージュ | 柔らかい・華やか | 洋風・可愛らしい住宅 |
最近は、ベージュとグレーの中間にあたるグレージュも人気があります。
ベージュの温かみを残しながら黄色みを抑えられるため、「普通のベージュでは少し昔っぽく見えそう」「グレーだと冷たい印象になりそう」と迷っている方にも選択肢になります。
反対に、ナチュラルな木目玄関や茶系の屋根を生かしたい場合は、黄みや茶色を含んだベージュのほうが全体の統一感を出しやすくなります。
💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス
色選びで注意していただきたいのが、メーカーや塗料によって同じ「ベージュ系」でも色味が異なるという点です。
お客様から「この写真みたいなベージュがいい」とスマートフォンの施工事例を見せていただくこともありますが、画面の設定や撮影時の天候によって色は変わって見えます。
そのため私たちは、画像だけで最終判断するのではなく、実際の色見本や塗り板、施工事例など複数の方法で確認することをおすすめしています。
また「汚れを目立たなくしたい」という理由だけなら、必ずしもベージュが正解とは限りません。周辺環境によって付着しやすい汚れも違います。交通量の多い道路沿い、湿気の多い立地、田畑の近くなど、お住まいの環境も色選びの判断材料になります。
塗装を検討する際は、色と同時に「どのグレードの塗料を選ぶか」で費用も変わります。
ご自宅の外壁・屋根塗装がどのくらいの価格になるのか、先に相場を把握しておきたい方はこちらをご利用ください。
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サイディングだからこそ注意したいベージュの見え方
「外壁をベージュにする」という話だけでは、サイディング住宅の色選びとしては十分ではありません。サイディングには柄や凹凸があり、塗装方法によって新築時のデザインが大きく変わることがあるからです。
凹凸・柄・目地によって同じベージュでも印象が変わる
戸建住宅で広く使われている窯業系サイディングには、さまざまなデザインがあります。
代表的なのが、
- タイル調
- 石目調
- レンガ調
- 木目調
- ボーダー調
- 塗り壁調
- フラット調
などです。
同じベージュを塗装しても、フラットなサイディングと凹凸の強い石目調サイディングでは仕上がりの印象が異なります。
凹凸のあるサイディングは、太陽光が当たることで出っ張った部分が明るく、へこんだ部分が暗く見えます。その結果、一色で塗装していても自然な濃淡が生まれます。
一方で凹凸が少ない外壁を明るいベージュ一色にすると、面が大きく見え、「想像以上にシンプルになった」と感じることもあります。
そのため、ベージュの色番号だけを見るのではなく、自宅のサイディング柄と組み合わせたときにどう見えるかを考える必要があります。
サイディングの目地も重要です。
もともとタイルやレンガのように複数色で構成されていた外壁を一色で塗りつぶすと、建物自体はきれいになっても、以前あった奥行き感が弱くなる場合があります。
ベタ塗りで柄が消える?クリヤー塗装・多彩仕上げも検討する
サイディング塗装で後悔しやすいポイントのひとつが、既存の意匠をどこまで残すかです。
新築時のサイディングには、一枚の板の中で複数の色を使い、タイルや石の質感を表現している製品があります。
これを一般的な単色塗装でベージュにすると、表面はきれいになりますが、もともとの複雑な色柄は基本的に一色になります。
そこで住宅の状態や希望によっては、
- 単色塗装
- クリヤー塗装
- ダブルトーン・多彩仕上げ
- 目地と表面を塗り分ける施工
などを比較することも大切です。
たとえば「今のサイディング柄が気に入っている」という方なら、劣化状態によっては透明なクリヤー塗装が選択肢になる場合があります。
逆に色あせが進んでいたり、大きくイメージを変えたい場合には単色塗装が適していることもあります。
重要なのは、塗り替える前に「今の柄を残したいのか、変えたいのか」を決めておくことです。
💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス
私たちがサイディング住宅を見る際は、色だけでなく「この外壁は何によって立体感が出ているのか」を確認します。
凹凸そのものがデザインになっている住宅なら単色でも立体感を残せますが、複数色の印刷によってデザイン性を出しているサイディングは、ベタ塗りすると印象が大きく変わります。
ここは見積金額だけを比較していると見落としやすいポイントです。
塗装会社から色番号だけを提示された場合は、**「今のサイディングの柄は塗装後どう見えますか?」**と聞いてみてください。
完成後のデザインまで具体的に説明してくれるかどうかは、業者選びのひとつの判断材料になります。
スターペイントでは、色だけを選ぶのではなく、住宅のスタイルや素材まで含めてコーディネートする「塗装ファッション®」という考え方で外観をご提案しています。せっかく外壁を塗り替えるなら、劣化を直すだけでなく「今の家の良さをどう生かすか」まで考えてみてください。
サイディングの状態によって必要な補修内容や施工方法は変わり、それに伴って費用も変わります。
外壁塗装・屋根塗装の金額をまず知りたい方は、無料シミュレーションから目安を確認できます。
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ベージュのサイディングをおしゃれに見せる配色
ベージュを「地味」「ありきたり」に見せないためには、外壁色そのものよりも組み合わせが重要です。屋根やサッシ、玄関ドアまで含めて考えると、同じベージュでも住宅の印象を大きく変えられます。
屋根・サッシ・玄関ドアとのおすすめの組み合わせ
ベージュは多くの色と合わせやすいため、住宅全体のコーディネートをしやすい色です。
代表的な組み合わせを見てみましょう。
| 組み合わせ | 仕上がりの印象 |
|---|---|
| ベージュ×ブラック | 引き締まったモダンな印象 |
| ベージュ×ダークブラウン | 温かみと高級感 |
| ベージュ×グレー | 洗練された現代的な印象 |
| ベージュ×ホワイト | 明るく爽やか |
| ベージュ×木目 | ナチュラルで上質 |
| ベージュ×グリーン | 自然で個性的 |
失敗しにくいのは、外壁をベージュにして、屋根・雨樋・水切りなどを濃色で引き締める方法です。
住宅の輪郭がはっきりするため、ベージュの柔らかさを残しながら「ぼんやりした外観」を防ぎやすくなります。
一方で、明るいベージュに白い付帯部を合わせると、全体的に軽く爽やかな印象になります。
玄関ドアが木目の場合は、モカ系や少し黄みのあるベージュと組み合わせるとナチュラルな統一感を出しやすいでしょう。
単色・ツートン・アクセントはどれが正解?
「ベージュ一色では地味になりそう」と感じる方には、ツートンカラーも選択肢です。
ただし、色数を増やせばおしゃれになるわけではありません。
ツートンにする場合は、
- 1階と2階
- ベランダ部分
- 玄関周辺
- 建物の凹凸部分
- サイディングの柄が切り替わる部分
など、もともとの建築デザインに合わせて色を分けると自然に見えます。
たとえば1階を濃いブラウン、2階を明るいベージュにすると安定感のある外観になります。
反対に、ベージュをベースとして玄関周辺だけダークグレーにすると、現代的なアクセントをつけられます。
注意したいのは、塗り分ける理由がない場所で色を切り替えることです。
建物の形と関係なく途中で色が変わると、「塗った感」が強くなり、まとまりを失うことがあります。
💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス
配色を考えるとき、私たちは「塗る部分」だけでなく、塗らない部分も一緒に見ます。
たとえばアルミサッシ、玄関ドア、タイル、石材などは外壁塗装と同時に自由に色を変更できるとは限りません。
外壁をきれいなベージュに塗った結果、以前は気にならなかったサッシや玄関ドアだけが浮いて見えることもあります。
おすすめは、住宅の写真を一枚撮り、そこに存在する色を3〜4色程度に分類してみることです。
「屋根=黒」「サッシ=黒」「玄関=木目ブラウン」の住宅なら、その3色を基準に外壁ベージュを選びます。
外壁・屋根・付帯部を含めた全体の色数をある程度絞るだけでも、外観はまとまりやすくなります。
「ベージュに何色を合わせるか」から考えるのではなく、すでに家にある色に、どのベージュを加えるかという順序で考えることが成功のコツです。
ご自宅の写真で塗り替え後の配色を比較してみる
色見本で気になるベージュをいくつか選んだら、次に確認したいのが「実際の自宅にその色を使うと、家全体がどう見えるか」です。
スターペイントでは、ご自宅の写真をご用意いただき、外壁や屋根の塗り替え後をイメージできるカラーシミュレーションをご利用いただけます。たとえば、同じベージュでも明るさや色味の違うパターンを比較したり、屋根をブラック・ブラウンなどに変えた場合の印象を見比べたり、ツートンカラーの塗り分けを検討したりすることができます。

特に外壁塗装では、サッシや玄関ドアなど塗装で色を変えない部分も残るため、外壁の色だけを見て決めると完成後にバランスが違って見えることがあります。カラーシミュレーションを使うことで、外壁・屋根・サッシ・玄関などを含めた住まい全体の配色を確認しながら、候補を絞り込みやすくなります。
シミュレーションは完成イメージを比較するためのものなので、最終的な色決めでは実際の色見本や塗り板もあわせて確認すると、より納得感のある色選びにつながります。
「せっかくなら屋根も一緒に塗装したほうがいい?」と迷う方も多いでしょう。足場を組む工事では、外壁と屋根を同時に検討することで将来的なメンテナンス計画を立てやすくなる場合があります。
ベージュ選びで後悔しないための5つの確認方法
ベージュの特徴を理解していても、色見本の確認方法を間違えると完成後のギャップは生まれます。契約後・施工直前になって慌てないよう、最終決定までに確認しておきたいポイントを紹介します。
色見本は屋外・大きなサイズで確認する
後悔しないために、最低限確認したいのは次の5点です。
| 確認項目 | チェックする理由 |
|---|---|
| 大きな色見本を見る | 小さな見本との印象差を減らす |
| 屋外で確認する | 室内照明と自然光では見え方が違う |
| 日向・日陰を見る | 光量による変化を確認する |
| 朝・昼・夕方を見る | 太陽の角度による色の変化を確認する |
| 実際の施工事例を見る | 家全体になったときのイメージをつかむ |
特におすすめしたいのが、大きめの塗り板を実際の外壁付近に置いて見る方法です。
室内のテーブルで見るだけではなく、自宅の外に持ち出し、外壁に近づけて確認してみてください。
午前中には理想的なベージュに見えても、夕方になると黄色や赤みを強く感じる色もあります。
また、北側と南側では光の入り方が異なります。
家全体を同じ色で塗る以上、最もきれいに見える場所だけで判断しないことも大切です。
カラーシミュレーションだけで決めない
カラーシミュレーションは、色選びで非常に役立つツールです。
「現在の外壁をベージュにしたらどうなるか」
「屋根を黒にした場合とブラウンにした場合ではどう違うか」
「ツートンにしたらどんな印象か」
といった全体像を比較するには適しています。
一方、シミュレーション画面の色が、そのまま実際の外壁に再現されるわけではありません。
画面の明るさや色設定、写真を撮影した天候などによって見え方が変わるからです。また、実際のサイディングにある細かな凹凸や艶、光の反射まですべて完全に再現することはできません。
そこでおすすめなのが、
施工事例を見る
↓
カラーシミュレーションで全体像を比較する
↓
候補を2〜3色に絞る
↓
大きな色見本・塗り板を見る
↓
屋外で最終確認する
という流れです。
シミュレーションは「最終回答」ではなく、候補を比較するための道具として使うと失敗を減らせます。
💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス
色選びの際に一番避けていただきたいのが、スマートフォンの画面だけを見て色番号を決定することです。
SNSや施工事例には魅力的な外観写真がたくさんあります。ただ、その写真が晴天に撮影されたのか、曇りの日なのか、写真加工されているのかによって色は違って見えます。
「この家と同じ色番号にすれば同じになる」と考えるのも注意が必要です。
住宅の形、屋根色、サッシ、周囲の建物、日当たり、サイディング柄が違えば、同じ色を使っても完成した印象は変わります。
施工事例は「好きな方向性を探す」ために活用し、最後は自分の家でどう見えるかを確認してください。
色選びを丁寧に行っている会社であれば、色番号を伝えて終わりではなく、塗り板や施工事例などを使って完成後のイメージを共有してくれるはずです。
外壁塗装は色選びだけでなく、ひび割れやシーリングなど現在の状態によって必要な工事も変わります。
「そろそろ塗装かな」と思った段階で、おおよその予算だけでも把握しておくと安心です。
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ベージュ・グレー・白・ブラウン、結局どの色を選べばいい?
ベージュに魅力を感じていても、「最近よく見るグレーのほうがおしゃれでは?」「白のほうが明るいのでは?」と迷う方も多いでしょう。最後に、代表的な外壁色とベージュを比較してみます。
人気4色を汚れ・印象・合わせやすさで比較
外壁色に絶対的な正解はありません。
それぞれに得意なデザインがあります。
| 比較項目 | ベージュ | グレー | ホワイト | ブラウン |
|---|---|---|---|---|
| 明るさ | ◎ | ○ | ◎ | △ |
| 温かみ | ◎ | △ | ○ | ◎ |
| モダンさ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
| 汚れの目立ちにくさ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
| 周囲とのなじみやすさ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 木目との相性 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
| 飽きにくさ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
※見え方や汚れの目立ち方は、具体的な色の濃さや住宅環境によって異なります。
ベージュとグレーで迷っている場合は、「温かさ」と「シャープさ」のどちらを重視するかを考えると選びやすくなります。
柔らかく親しみのある住宅にしたいならベージュ。
都会的でシャープな外観にしたいならグレー。
その中間が好みならグレージュという選択肢もあります。
ホワイトは明るく清潔感がありますが、汚れを気にする方は少しベージュを含んだアイボリー系にすると使いやすくなる場合があります。
ベージュがおすすめな家・おすすめしにくい家
ベージュが特におすすめなのは、次のような方です。
- 温かみのある住宅にしたい
- 長く飽きにくい色を選びたい
- 周囲の住宅となじませたい
- 木目の玄関やブラウン系の屋根を生かしたい
- 外壁の汚れをできるだけ目立たせたくない
- 派手なイメージチェンジは避けたい
反対に、
- シャープで都会的な外観にしたい
- 外観に強いインパクトを出したい
- 白黒のコントラストを強調したい
- 重厚感のある濃色住宅にしたい
という場合は、グレー・ブラック・ネイビーなども一緒に比較したほうがよいでしょう。
そして、色と同時に確認していただきたいのが現在のサイディングの状態です。
外壁に、
- チョーキング
- 色あせ
- シーリングのひび割れ
- サイディングの反り
- ひび割れ
- 塗膜の剥がれ
- コケ・カビ
などが見られる場合、色選び以前に補修方法を検討する必要があります。
外壁塗装は、美観を整えるだけの工事ではありません。
これから先も安心して住み続けるために、外壁材を保護することが本来の目的です。
💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス
外壁塗装で大切なのは、「人気色を選ぶこと」よりも、10年後も自分の家を気に入っていられる色を選ぶことです。
流行している色は魅力的に見えますが、外壁は洋服のように毎年着替えることができません。
だからこそ私たちは、「今人気があるか」だけではなく、その住宅の形や素材、周辺環境、お客様の好みまで含めて考えることが大切だと考えています。
また、現地調査では外壁の色あせだけを見て終わりではありません。シーリングやサイディングの浮き・反り、屋根、防水部分なども一緒に確認することで、本当に必要なメンテナンスが見えてきます。
スターペイントでは、専門器具を用いた建物診断と、色・素材をトータルで考えるデザイン提案を行っています。
「ベージュにしたい」という希望がある場合も、それを否定したり別の人気色を勧めたりするのではなく、そのベージュをどう使えば今の住宅が最も魅力的に見えるのかを考えることが、専門店の役割だと考えています。
色選びを始める前に、ご自宅の外壁塗装にかかる費用を知っておきたい方も多いでしょう。
コラムのまとめ|ベージュだから後悔するのではなく「選び方」が大切
サイディングをベージュにして後悔するケースはありますが、ベージュそのものが失敗しやすい色というわけではありません。
むしろベージュは、周囲になじみやすく、温かみがあり、汚れも比較的目立ちにくいなど、外壁に適した特徴を多く持つ定番色です。
後悔につながりやすいのは、
- 小さな色見本だけで決める
- 「ベージュなら無難」という理由だけで決める
- 屋根やサッシとの組み合わせを考えない
- サイディングの柄や凹凸を考慮しない
- カラーシミュレーションだけで最終決定する
といった色の決め方です。
特にサイディング住宅では、もともと複数色で表現されていた柄を単色で塗装すると、想像以上に外観の印象が変わることがあります。
そのため「どのベージュにするか」だけでなく、「現在のサイディングのデザインを残すのか」「屋根や玄関とのバランスはどうするのか」「単色かツートンか」まで考えることが重要です。
スターペイントでは、全国の一般住宅の外壁・屋根塗装を専門に手掛け、年間3,000件以上の施工実績、顧客満足度99%を誇ります。
カラーシミュレーションや塗り板見本、実際の施工事例などを活用しながら、単に人気色をおすすめするのではなく、住宅の形や素材、周辺環境まで含めた色選びを大切にしています。
ベージュは、正しく選べば長く付き合いやすい非常に魅力的な外壁色です。
ぜひ「失敗しないために無難な色を選ぶ」のではなく、ご自宅をもっと好きになるためのベージュを見つけてみてください。
おわりに|秋の塗装シーズンを迎える前に費用も確認しておきましょう
8月は強い紫外線や暑さの影響を受けた外壁に、色あせやチョーキングなどの変化が見つかりやすい時期です。
また、気候が穏やかになっていく秋は外壁・屋根塗装を検討される方が増える季節でもあります。
「外壁をベージュに塗り替えてみたい」「そろそろ築10年を迎える」「外壁を触ると白い粉がつく」といった気になる点があれば、まずは塗装にどの程度の費用がかかるのかを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
スターペイントの無料見積シミュレーションなら、最短3分のチャット入力で、ご自宅の外壁・屋根塗装の相場を確認できます。
まだ工事をすると決めていない段階でも、今後の住まいのメンテナンス費用を考える目安としてご活用いただけます。
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