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台風から屋根を守る対策|屋根が飛ぶ原因・事前点検・【屋根材別】対策をプロが徹底解説

台風が近づくと、「自宅の屋根は飛ばされないだろうか」「雨漏りが起きたらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特に築年数が経過した住宅では、普段は目立たない瓦のズレや棟板金の浮き、屋根材のひび割れなどが、強風をきっかけに大きな被害へ発展することがあります。

しかし、台風対策だからといって自分で屋根に上るのは非常に危険です。重要なのは、台風が来る前に安全な場所から異変を確認し、必要に応じて専門家による点検や補修を行っておくことです。

この記事では、年間施工実績3,000件以上、顧客満足度99%を誇る外壁・屋根塗装専門店「スターペイント」が、台風による屋根被害の原因、自分でできる対策、瓦・スレート・金属屋根ごとの注意点、台風通過後の対応まで詳しく解説します。

台風で屋根に起こりやすい被害とは?まず知っておきたいリスク

台風による屋根被害というと「屋根全体が飛ぶ」というイメージがありますが、実際には瓦や棟板金など部分的な異常から始まるケースもあります。まずは、どのような場所が被害を受けやすいのかを知っておきましょう。

台風で屋根材や棟板金が飛ばされるのはなぜ?

台風時に注意したいのが、屋根材そのものだけではなく、屋根材を固定している部分です。

特にスレート屋根や金属屋根の頂上付近には「棟板金」と呼ばれる金属部材が取り付けられています。棟板金は下にある貫板へ釘やビスなどで固定されていますが、長年の風雨や温度変化などによって固定状態が悪くなると、強風を受けた際に浮きやめくれが起こる可能性があります。

瓦屋根でも同様です。瓦の一部がズレていたり、棟部分が劣化していたりすると、その部分が強風の影響を受けやすくなります。

国土交通省が令和元年房総半島台風後に行った調査でも、瓦屋根では風圧による脱落だけではなく、飛来物による破損も確認されています。また、ガイドラインに沿った緊結方法と、そうでない屋根では被害状況に違いがみられました。

つまり、台風による屋根被害は単純に「風が強かったから起こる」とは限りません。

例えば、

屋根の部位台風前に注意したい症状
棟板金浮き・変形・釘やビスの緩み
スレートひび割れ・欠け・ズレ
ズレ・浮き・割れ
棟瓦ズレ・崩れ
漆喰剥がれ・崩れ
金属屋根浮き・めくれ・錆
雨樋外れ・変形・詰まり

など、もともと存在していた弱点へ強い風圧が加わることで、被害が大きくなることがあります。

特に築年数が経過していて一度も屋根を点検していない場合、「外から見ると問題なさそう」という判断だけでは安心できません。

台風シーズンを迎える前には、屋根材だけではなく、棟や固定部まで含めて状態を把握しておくことが重要です。

屋根の被害は雨漏りだけではない|飛散による二次被害にも注意

台風で屋根材が破損すると、まず心配になるのが雨漏りです。

屋根には一般的に、表面の屋根材だけでなく、その下に防水シートなどが施工されています。そのため、瓦やスレートが1枚破損したからといって、必ずその瞬間に室内へ大量の雨水が入るわけではありません。

しかし、屋根材の破損によって防水層が直接雨風にさらされたり、防水シートそのものが劣化していたりすると、雨水が下地へ到達するリスクが高まります。

雨水の侵入が続けば、

屋根材の破損

防水層への負担

野地板など下地への浸水

天井裏への水の侵入

天井・壁の雨染み

という形で、室内にまで問題が広がる可能性があります。

スターペイントでも、屋根リフォームでは表面の屋根材だけでなく、その下にある防水シート(ルーフィング)を重要な防水層として位置付けています。屋根の状態によっては、塗装ではなくカバー工法や葺き替えなど、下地や防水層まで考えた工事が必要になる場合があります。

また忘れてはいけないのが、飛散による二次被害です。

瓦や棟板金などが強風によって飛ばされれば、

  • 隣家の外壁や屋根
  • 駐車している車
  • 窓ガラス
  • カーポート
  • 通行人

などに被害を与える危険があります。

そのため台風対策は、「自宅で雨漏りしないようにするため」だけに行うものではありません。

屋根材を飛散させないことも、住宅所有者にとって大切な防災対策です。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|「台風が屋根を壊す」だけではありません

台風後に「今回の台風で急に屋根が壊れた」と感じる方は少なくありません。しかし現場で屋根を確認すると、台風が来る以前から劣化が進んでいたと考えられるケースもあります。

例えば棟板金です。見た目には大きな異常がなくても、固定している釘やビスが緩んでいたり、その下の貫板が傷んでいたりすると、強風を受けた際に板金が動きやすくなります。

瓦屋根でも、数ミリ程度のズレや漆喰の剥がれなどは普段の生活では気付きにくいものです。

スレート屋根も同様で、小さなひび割れが発生していても、地上から見れば屋根全体がきれいに見えることがあります。

私たちが台風対策で大切だと考えているのは、「台風が来るから何かを付ける」という発想より、「強風を受けたときに問題になりそうな弱点がないかを事前に確認する」という考え方です。

スターペイントでは、外壁・屋根診断の際に専用機材などを活用しながら、現在の問題だけでなく今後問題になる可能性がある箇所まで確認し、メンテナンス方法を提案する方針を取っています。

特に築15年、20年と経過している住宅で、一度も屋根の点検をしていない場合は、「今雨漏りしていないから大丈夫」ではなく、「次の台風に耐えられる状態なのか」という視点で確認することをおすすめします。

「屋根が心配だけれど、補修するといくらかかるの?」という方は、ご自宅の条件を入力するだけで費用の目安を確認できます。

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台風が来る前に自分でできる屋根対策とチェックポイント

台風対策として屋根の状態を確認することは大切ですが、屋根へ自分で上る必要はありません。地上や窓、ベランダなど、安全な場所から確認できるポイントだけでも異変に気付ける場合があります。

屋根には登らない!地上から確認したい7つのサイン

台風前にまず守っていただきたいのが、自分で屋根に登らないことです。

政府広報でも、瓦屋根を確認するときは屋根に登らず、地上からチェックするよう案内されています。屋根は高所であるうえ、勾配があり、表面の状態によっては非常に滑りやすいためです。

特に「台風が明日来る」という状況で、自分で屋根に登ってブルーシートを掛けたり、瓦を直したりするのは避けてください。

安全な場所から次のような部分を確認しましょう。

確認場所チェックしたい症状
一部だけズレていないか
スレート大きく欠けたり割れたりしていないか
曲がり・浮きが見えないか
軒先屋根材が不自然にズレていないか
雨樋外れたり傾いたりしていないか
建物周辺瓦や金属片などが落ちていないか
室内天井や壁に新しい雨染みがないか

特に見落とされやすいのが「地面」です。

自宅の周囲に、見覚えのない瓦の破片、金属片、漆喰のような白い塊などが落ちている場合、屋根やその周辺から落下した可能性があります。

ただし、地上から見て異常が分からないからといって屋根へ上ってはいけません。

「何となく棟が浮いているように見える」「屋根からいつもと違う音がする」と感じた場合は、無理に原因を確認せず専門業者へ相談する方が安全です。

また、スマートフォンのズーム機能などを使えば安全な場所から確認しやすくなりますが、写真だけで下地の状態まで判断できるとは限りません。

あくまで「異変に気付くための一次チェック」と考えましょう。

台風直前にやるべき家周りの対策|飛散物と排水口も確認

台風の屋根対策というと、どうしても屋根だけを見てしまいがちです。

しかし実際には、住宅周辺に置かれた物が強風で飛び、それが屋根や外壁、窓へ衝突する可能性もあります。

国土交通省による台風後の屋根被害調査でも、飛来物による破損が確認されています。

台風が接近する前には、

  • 植木鉢
  • 物干し竿
  • ゴミ箱
  • 自転車
  • ガーデニング用品
  • ベランダのサンダルや用品
  • 掃除道具
  • 屋外家具

など、風で飛ばされる可能性のある物を屋内へ移動するか、確実に固定しましょう。

さらに忘れやすいのが、排水設備です。

側溝やベランダの排水口、雨樋などに大量の落ち葉やゴミが詰まっていると、大雨の際に雨水がスムーズに流れません。

政府広報でも、台風などの強風・大雨が予想される場合には、風雨が強くなる前に側溝や排水溝、バルコニーの排水口を掃除し、飛びそうな物を固定または屋内へ格納するよう案内しています。

「台風対策=屋根を触ること」ではありません。

むしろ直前に一般家庭でできる対策としては、屋根には触らず、家の周囲を安全な状態に整えることの方が重要です。

強風が吹き始めてから外へ出るのも危険なため、準備は天候が穏やかなうちに済ませてください。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|台風直前のDIYより「シーズン前点検」が重要

現場では「台風が明日来るので、今から屋根を見てもらえませんか」というお問い合わせをいただくことがあります。

不安になるお気持ちはよく分かりますが、本格的に風雨が強まり始めてから屋根の作業を行うことは、施工する側にとっても危険です。

そこでおすすめしたいのが、台風情報が出てから対策を始めるのではなく、台風シーズンに入る前に一度屋根の状態を確認しておくことです。

例えば春から初夏など比較的天候が安定している時期に、

「棟板金はしっかり固定されているか」

「瓦にズレはないか」

「スレートに割れがないか」

「雨樋は正常か」

などを確認しておけば、台風が発生してから慌てる必要が少なくなります。

また注意していただきたいのが、ホームセンターなどで資材を購入し、屋根へ上って自分で補強しようとするケースです。

屋根上では平地とは感覚がまったく違います。さらに、屋根材の種類によっては踏む場所を誤ると屋根材を割ってしまうこともあります。

「補修するつもりで屋根を傷める」という結果になれば、本末転倒です。

ご自身で行うのは地上からの確認や家周りの整理まで。それ以上の作業については、専門業者へ相談してください。

「自宅の屋根が点検・補修の必要な状態なのか分からない」という場合は、まず費用感から確認してみるのも一つの方法です。

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【屋根材別】台風に備えて確認したい弱点と対策

屋根はすべて同じ構造ではありません。日本瓦、スレート、金属屋根など、使われている屋根材によって台風時に注意したいポイントも変わります。自宅の屋根材に合わせて対策を考えましょう。

瓦屋根の台風対策|瓦のズレ・棟瓦・漆喰・固定状態を確認

瓦は一枚一枚が独立した屋根材であるため、台風対策では瓦そのものの状態に加え、固定状態や棟部分の状態も確認することが重要です。

安全な場所から、

  • 一部の瓦だけズレている
  • 瓦が浮いて見える
  • 瓦が割れている
  • 棟部分が曲がって見える
  • 漆喰が剥がれている
  • 瓦の破片が地面に落ちている

といった症状がないか確認してください。

瓦屋根については、近年、耐風対策に関する基準も強化されています。

2022年1月1日以降に新築等をする建築物について、瓦屋根の緊結方法に関する建築基準法の告示基準が強化されました。従来は主に軒・けらば・棟の瓦を対象としていた基準から、平部を含め原則すべての瓦について緊結を求める内容となっています。

また政府広報では、既存の日本瓦やセメント瓦について、

  • 2001年より前に建てられ、2001年以降に瓦屋根を改修していない
  • 瓦にズレ・浮き上がりがある
  • 瓦が著しく破損している

といった場合には、専門家による詳しい耐風・耐震診断を受けることを案内しています。

ここで重要なのは、「古い瓦だから全部交換しなければならない」と判断しないことです。

瓦そのものは使用できても、固定方法や棟部分などに補修が必要な場合があります。

反対に、全体的な劣化や下地まで問題が進行している場合には、部分補修だけでは十分でないケースもあります。

まず現在の屋根がどのような施工になっていて、どこに問題があるのかを確認することから始めましょう。

スレート・金属屋根の台風対策|棟板金・貫板・固定部がポイント

現在の戸建て住宅で広く使われているスレート屋根では、台風対策として屋根材だけでなく「棟板金」の状態にも注意が必要です。

棟板金とは、屋根面と屋根面が合わさる頂上部分などを覆う金属部材です。

一般的には、その下にある貫板などへ固定されています。

台風前に注意したいのは、

  • 棟板金が浮いて見える
  • 板金が変形している
  • スレートが大きく割れている
  • 屋根材が一部欠けている
  • 屋根から以前にはなかった音がする

といった症状です。

金属屋根についても、

  • 屋根材の浮き
  • 接合部の異常
  • ビスなど固定部の緩み
  • 棟部分の変形

などを確認する必要があります。

特に勘違いしやすいのが、「屋根の表面がきれいなら大丈夫」という考え方です。

屋根の表面に大きな色あせや汚れがなくても、棟板金の下にある下地や固定部が劣化している可能性があります。

反対に、表面の色あせが目立っていても、それだけで「台風ですぐ飛ぶ屋根」と判断することもできません。

塗膜の劣化と、屋根を物理的に固定する力は別の問題だからです。

そのため台風対策として屋根を見る場合は、

屋根材の表面
+棟や端部
+固定部
+下地

という複数の視点が必要です。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|「屋根材」より固定部分を見ることも大切

屋根診断でお客様から「塗装が剥がれていないので大丈夫ですよね?」と聞かれることがあります。

しかし台風対策という観点では、塗膜の状態だけで安全性を判断することはできません。

私たちが特に意識するのは、屋根の「端」「頂上」「接合部」です。

屋根面の中央にある材料よりも、棟や軒先などは風の影響を受けやすく、さらに部材同士を固定する部分が集中しています。

例えば棟板金の見た目がきれいでも、その下の貫板や固定部が傷んでいれば補修を検討する必要があります。

反対に、屋根の表面が多少色あせていても、構造的な問題がなく、塗装による保護で対応できるケースもあります。

だからこそ、塗装会社へ相談したからといって「とにかく塗装する」という判断はおすすめできません。

スターペイントでは屋根工事の前に建物調査・診断を行い、屋根の状態によって塗装だけでなく、カバー工法や葺き替えも含めた工法を検討しています。

台風対策で重要なのは、工事をすることではなく、「今の屋根に本当に必要な工事を見極めること」です。

「自宅がスレートなのか金属屋根なのか分からない」「どの程度の工事になるのか知りたい」という方は、まずお住まいの条件から概算を確認してみてください。

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台風対策は塗装だけで大丈夫?補修・カバー工法・葺き替えの判断基準

台風に備えて屋根をメンテナンスするとき、必ずしも「屋根塗装」が正解とは限りません。劣化の程度によって、部分補修で十分な場合もあれば、カバー工法や葺き替えが必要になることもあります。

軽度なら部分補修・屋根塗装|メンテナンスで対応できるケース

屋根の劣化が軽度で、屋根材や下地の状態に大きな問題がなければ、部分補修や屋根塗装で対応できる可能性があります。

例えば、

  • 軽微な屋根材のひび割れ
  • 一部の固定部の補修
  • 軽度な錆
  • 塗膜の色あせや劣化
  • 部分的なシーリング補修
  • 軽度な棟板金の補修

などです。

ただし覚えておいていただきたいのが、塗装と修理は同じではないということです。

屋根塗装は、屋根材の表面を保護し、美観や防水性能を維持するために行うものです。

一方、固定力を失った棟板金や、割れてしまった屋根材、傷んだ下地などは、塗料を塗るだけでは元に戻りません。

例えば棟板金が浮いているのに、その上から塗装だけをしたとしても、根本的な固定状態が改善されていなければ台風対策として十分とはいえません。

そのため見積もりを確認するときは、

「屋根塗装」

という項目だけを見るのではなく、

「ひび割れ補修」

「棟板金補修」

「下地補修」

「錆処理」

など、現在の症状に対してどのような補修を行うのかまで確認することが重要です。

また、外壁塗装と屋根工事を同じ時期に行う場合、足場を共用できるケースがあります。

将来的に両方のメンテナンスが必要になるのであれば、工事時期をまとめることで、複数回足場を設置する場合と比べてトータルコストを抑えられる可能性があります。

劣化が進んだ屋根はカバー工法・葺き替えも選択肢

屋根材や下地の劣化が進行している場合、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討します。

それぞれの違いを簡単に整理すると次のとおりです。

工法向いている状態費用負担特徴
部分補修劣化が局所的比較的小必要箇所だけ補修
屋根塗装表面劣化が中心小〜中既存屋根材を保護
カバー工法屋根材全体が劣化中〜大既存屋根の上へ新しい屋根を施工
葺き替え下地まで劣化既存屋根を撤去して更新

カバー工法は、既存の屋根材を残したまま、その上から防水シートと新しい屋根材を施工する方法です。

一方の葺き替えは、既存の屋根材を撤去し、必要に応じて野地板などの下地を補修したうえで、防水シートと新しい屋根材を施工します。

スターペイントでも、塗装では守り切れない状態の屋根についてカバー工法や葺き替えを提案しており、屋根材だけではなく、その下にある防水シートを重視しています。

特に長期間メンテナンスしていない屋根や、雨漏りがすでに発生している屋根では、「表面だけきれいにする」という工事では不十分な可能性があります。

台風対策を目的に屋根工事をするのであれば、今の見た目をきれいにすることより、雨風から住宅を守る構造を回復させることを優先しましょう。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|「塗れば直る」と思い込まないこと

屋根工事で注意したいのが、「塗装をすれば屋根の問題はすべて解決する」と考えてしまうことです。

塗装が必要な住宅はたくさんあります。しかし、塗装には塗装の役割があり、補修には補修の役割があります。

例えばスレート表面の防水性能が低下しているなら、適切な下地処理と屋根塗装は有効なメンテナンスです。

一方で、棟板金が外れかけている、野地板が腐食している、防水シートが傷んで雨漏りしている、といった問題を塗装だけで解決することはできません。

見積書を確認するときは、「屋根塗装一式」という総額だけを見るのではなく、

  • どこが劣化しているのか
  • なぜその工事が必要なのか
  • 下地処理は何をするのか
  • 棟板金など付帯部分はどうするのか
  • 雨漏りがある場合、防水層をどう処理するのか

まで説明してもらいましょう。

スターペイントが屋根・外壁塗装前の診断を重視しているのも、住宅の状態を正しく把握しないまま工事を進めると、不要な工事や後からの追加工事につながる可能性があるためです。

費用を安くするために必要な工程まで削ってしまっては、台風対策の意味がありません。

反対に、まだ塗装や部分補修で済む屋根へ必要以上に大掛かりな工事をする必要もありません。

安く抑える最大のポイントは、「安い工事を選ぶこと」ではなく、「必要十分な工事を正確に選ぶこと」です。

「塗装で済むのか、カバー工法になるのか」「自宅の場合はいくらくらいなのか」が気になる方は、無料シミュレーションで費用感を確認してみてください。

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台風が過ぎた後に確認すること|屋根被害を見つけたときの対応

台風対策は通過前だけではありません。強い風雨の後には、屋根や雨樋などに異常が発生していないか確認することも大切です。ただし、台風後も自分で屋根へ登ることは避けましょう。

台風後に屋根へ登らず確認したい異変

台風が通過した後、天候が十分に落ち着いたことを確認してから住宅の周囲を確認します。

このときチェックしたいのが、

  • 屋根材の一部がなくなっていないか
  • 瓦がズレて見えないか
  • 棟板金が曲がったり浮いたりしていないか
  • 雨樋が外れていないか
  • 建物周辺に屋根材や金属片が落ちていないか
  • 軒天に新しいシミが出ていないか
  • 天井や壁に雨染みがないか
  • 台風前にはなかった音がしないか

といった変化です。

室内の確認も重要です。

「雨漏り」というと天井から水滴が落ちてくる状態を想像しがちですが、初期段階では天井に薄いシミができる程度のケースもあります。

押し入れやクローゼット、天井裏に近い部屋なども確認してみましょう。

また、台風後に「屋根の上でバタバタするような音がする」「強風のたびに金属音がする」と感じた場合には注意してください。

屋根材や板金などが動いている可能性も考えられるため、早めに専門業者へ相談しましょう。

ただし台風直後は、屋根材が濡れていたり、周囲に倒木や電線などの危険が残っていたりする場合があります。

安全を最優先にし、危険な場所には近づかないでください。

屋根の状態を確認するために高所へ上る必要はありません。

雨漏りや屋根材の飛散を発見した場合の正しい対応

実際に台風被害と思われる症状を発見した場合には、慌てて修理するのではなく順番に対応しましょう。

基本的な流れは次のとおりです。

1. まず身の安全を確保する

強風が続いている間や大雨の最中は、屋外へ出ないようにします。

2. 安全な場所から被害状況を確認する

屋根材や雨樋、外壁などを目視します。

3. 写真を残す

安全に撮影できる範囲で、破損状況を写真に残しておきます。

4. 専門業者へ点検を依頼する

屋根上の確認や応急処置は専門家へ任せます。

5. 必要に応じて加入している保険会社へ確認する

火災保険には、商品や契約内容によって台風・暴風などの風災による損害が補償対象となるものがあります。日本損害保険協会も、台風によって屋根が飛ばされたケースなどは一般的な火災保険で補償される例として紹介しています。ただし、実際に補償されるかどうかは契約内容や損害原因などによって異なります。

そのため、

「台風で壊れた=必ず保険で無料修理できる」

とは考えないようにしてください。

自然災害による損傷なのか、以前からの経年劣化なのかを正しく確認し、加入している保険会社へ相談することが大切です。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|台風後の突然の訪問営業には注意

台風通過後に特に注意していただきたいのが、突然訪問してくる屋根修理業者です。

「近所で工事をしていたら、お宅の屋根が浮いているのが見えました」

「このままだと次の台風で屋根が飛びます」

「火災保険を使えば無料で直せます」

などと言われると、不安になってその場で契約したくなるかもしれません。

しかし、屋根工事は決して小さな買い物ではありません。

消費者庁も、「火災保険を使えば実質無料で住宅修理ができる」などと説明して契約を勧める事業者について注意喚起しています。経年劣化による損傷を自然災害による損傷と偽って保険金を請求することも問題になります。

突然「屋根が壊れている」と言われた場合には、

  • その場で契約しない
  • どこが悪いのか写真を見せてもらう
  • 修理内容を書面で確認する
  • 他の専門業者にも状態を見てもらう
  • 保険については自分でも保険会社へ確認する

ことをおすすめします。

良い屋根工事は「不安を煽って契約させること」から始まるものではありません。

現在の状態を診断し、なぜ工事が必要なのか、どこまで工事するのかを納得できる形で説明してもらいましょう。

台風後に屋根の破損が見つかり、「修理費用だけでも先に把握したい」という方は、無料見積シミュレーションをご利用いただけます。

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台風に強い屋根にするために普段からできるメンテナンス

台風のニュースを見るたびに屋根を心配するよりも、普段から住宅の状態を把握しておくことが重要です。台風シーズン前の点検と適切なメンテナンスによって、大きな被害につながる前に劣化を見つけられる可能性があります。

台風シーズン前の定期点検で確認したい場所

台風に備えた建物点検では、屋根だけを確認すれば十分とは限りません。

住宅は屋根・外壁・雨樋・ベランダなどがそれぞれ連携して雨水を処理しています。

そのため、

  • 屋根材
  • 棟板金
  • 棟瓦
  • 漆喰
  • 雨樋
  • 軒天
  • 外壁
  • シーリング
  • ベランダ防水
  • 排水口

などをまとめて確認することがおすすめです。

例えば雨樋が詰まっていれば、大雨時に雨水が正常に排水されなくなる可能性があります。

ベランダの排水口が詰まれば、水が溜まり、防水層へ大きな負担がかかります。

外壁のシーリングに大きなひび割れがある場合には、風を伴う雨が強く当たった際に雨水の影響を受けやすくなることも考えられます。

つまり台風対策では、「水が住宅へ当たり、どのように排水されるのか」という流れで建物を見ることが大切です。

スターペイントでは外壁・屋根塗装の前に建物診断を実施し、専用機材などを使用して問題の原因や今後考えられる問題まで確認する方針を取っています。

特に長期間メンテナンスをしていない住宅の場合には、「屋根だけ」「外壁だけ」と限定せず、建物全体を一度確認してもらうことで、効率的なメンテナンス計画を立てやすくなります。

屋根だけでなく「住宅全体」で台風対策を考えることが重要

雨漏りの原因は、必ずしも屋根だけとは限りません。

住宅には、

屋根
→ 雨樋
→ 外壁
→ ベランダ
→ 排水設備

と、雨水に関係するさまざまな場所があります。

例えば「2階の天井に雨染みがあるから屋根が原因」と考えていたものの、実際には外壁との取り合いや別の防水部分に原因があるケースも考えられます。

反対に、軒天にシミが出ているため軒天だけを交換しても、上部から水が入り続けていれば再び劣化する可能性があります。

そのため補修では、目に見える症状だけを直す「対症療法」にならないことが重要です。

スターペイントが診断時に問題の原因まで確認することを重視しているのも、このためです。公式サイトでも、特殊カメラや診断用機材を使い、あらゆる角度から問題点や原因を追究し、今後考えられる問題についても早期発見・事前対策を提案する方針が示されています。

特に台風では「強い風」と「大量の雨」が同時に住宅へ作用します。

普段の雨では問題がなくても、横殴りの雨で初めて症状が出ることもあります。

そのため、

「屋根は大丈夫か」

だけではなく、

「住宅全体として雨風に耐えられる状態になっているか」

という視点を持つことが大切です。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|一番費用を抑えやすいのは「壊れる前」に直すこと

屋根工事の相談でよくあるのが、「できるだけ安く直したい」というご希望です。

当然ながら、住宅メンテナンスにかかる費用はできるだけ抑えたいものです。

そこで現場からお伝えしたいのが、最も費用を抑えやすいタイミングは、大きく壊れてしまう前だということです。

例えば初期段階であれば、

「棟板金の一部補修」

「数枚の屋根材補修」

「シーリング補修」

など、比較的小規模な工事で対応できることがあります。

ところが問題を長期間放置し、雨水が屋根内部へ入り込むようになると、

屋根材だけではなく、

防水シート

野地板

屋根内部

まで補修範囲が広がる可能性があります。

その結果、部分補修では対応できず、カバー工法や葺き替えが必要になることもあります。

スターペイントの屋根リフォームでも、塗装では守り切れない古い屋根については、カバー工法や葺き替えを提案し、防水シートや下地まで含めて施工しています。

「まだ雨漏りしていないからあと5年大丈夫」という判断が必ずしも正しいとは限りません。

反対に、築年数だけを理由に大規模工事をする必要もありません。

重要なのは、現在どこまで劣化しているのかを把握し、必要なタイミングで必要な工事を行うことです。

これが結果的に、住宅を長く守りながらメンテナンス費用を抑えることにつながります。

「うちの場合、どのくらい費用がかかる?」と気になった段階で、まずは現在の相場感を確認しておきましょう。

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台風の屋根対策で知っておきたい「やってはいけないこと」

台風が近づくと不安から普段なら行わない行動をしてしまうことがあります。しかし、対策の方法を誤るとかえって事故や住宅の破損につながるため注意が必要です。

台風接近中に屋根へ上る・無理に応急処置するのは危険

最も避けていただきたいのが、台風接近中や風雨が強まり始めた後に屋根へ上ることです。

「瓦が1枚ズレているから直しておこう」

「ブルーシートだけ掛けよう」

「棟板金を釘で固定しよう」

と考える方もいるかもしれません。

しかし、高所で風を受けながら作業することは非常に危険です。

政府広報でも、強風対策の点検時には滑落による死亡事故のおそれがあるため、屋根には登らないよう案内されています。

また、屋根材には正しい施工方法があります。

釘を追加すれば必ず強くなるというわけではありません。

誤った位置へ釘を打ったり、防水上重要な部分へ穴を開けたりすると、かえって雨水の侵入口を作る可能性があります。

ブルーシートも同様です。

屋根上できちんと固定するには専門的な作業が必要で、固定が不十分であればシートそのものが強風で飛ばされる危険があります。

台風接近直前にできる一般家庭の対策は、

  • 飛散物を片付ける
  • 排水口を掃除する
  • 雨戸・シャッターを確認する
  • 屋外の物を固定する
  • 非常用品を準備する

といった安全にできる範囲に留めましょう。

屋根そのものに異常が見つかった場合には、専門業者へ相談してください。

安さだけで業者を選ばない|台風後こそ工事内容を比較する

もう一つ注意したいのが、台風後に急いで修理業者を決めてしまうことです。

被害を目の前にすると、

「とにかく早く直したい」

という気持ちが強くなります。

もちろん雨漏りなど緊急性の高い場合には応急処置が必要ですが、本格的な工事を契約する際には内容をしっかり確認しましょう。

見積もりでは金額だけでなく、

確認項目チェック内容
劣化原因なぜ壊れたのか
補修範囲どこまで直すのか
下地内部まで確認したか
使用材料何を使うのか
工程どのように施工するのか
写真劣化箇所を確認できるか
保証工事後の対応はどうか

などを確認してください。

特に注意したいのが、「一式」という記載だけで詳細が分からない見積もりです。

「屋根補修一式30万円」という表記だけでは、何をどの程度直すのか判断できません。

安い見積もりでも必要な補修が含まれていなければ意味がありませんし、高額だから必ず優れた工事というわけでもありません。

重要なのは、現在の屋根の状態と工事内容がきちんと対応しているかです。

💡 現場のプロからのワンポイントアドバイス|見積書は「金額」より「原因と工程」を見る

複数社から見積もりを取ったとき、ほとんどの方が最初に総額を比較します。

しかし、屋根工事では総額だけを並べても正確な比較ができないことがあります。

例えばA社が80万円、B社が100万円だったとします。

A社が「屋根塗装のみ」で、B社には棟板金補修や下地処理が含まれているのであれば、単純にA社の方が20万円安いとはいえません。

特に台風対策では、見た目をきれいにする工程よりも、

「何が台風時の弱点になっているのか」

「その弱点をどの工程で改善するのか」

を見ることが重要です。

診断を依頼したら、

「この写真が現在の状態です」

「ここが浮いています」

「原因はこの部分です」

「そのため、この補修をします」

というように、原因と工事内容がつながって説明されているか確認してください。

逆に、

「古いので全部交換しましょう」

「今やらないと危険です」

「今日契約すれば安くできます」

という説明だけで工事を急かされる場合には、一度立ち止まって内容を確認しましょう。

住宅メンテナンスで失敗を防ぐためには、価格を比較する前に、工事内容を同じ条件へそろえることが大切です。


コラムのまとめ|台風対策は「来る直前」ではなく「屋根の弱点を事前に知る」ことから

台風による屋根被害を防ぐために最も大切なのは、台風が接近してから慌てて屋根へ上ることではありません。

普段から屋根の状態を把握し、強風によって被害が大きくなりそうな弱点を事前に補修しておくことです。

この記事のポイントを整理すると、

  • 台風前でも自分で屋根には登らない
  • 瓦・スレート・棟板金などを安全な場所から確認する
  • 瓦・スレート・金属屋根では注意する場所が異なる
  • 台風直前は飛散物や排水口など家周りを確認する
  • 塗装だけでは直せない屋根の不具合もある
  • 下地や防水シートまで劣化していればカバー工法・葺き替えも検討する
  • 台風後は屋根へ登らず、安全な場所から異常を確認する
  • 被害があれば写真を残し、専門業者や必要に応じて保険会社へ相談する
  • 「火災保険で必ず無料」といった営業には注意する
  • 最も費用を抑えやすいのは、大きな被害になる前に小さな劣化を見つけること

となります。

国土交通省では、2022年1月から新築等における瓦屋根の緊結基準を強化しています。また既存の瓦屋根についても、2001年以前に建築され、その後瓦屋根を改修していない住宅や、瓦のズレ・浮き・著しい破損がある場合には専門家による診断が案内されています。

私たちスターペイントが現場で大切にしているのも、「台風が来たらどうするか」だけではありません。

屋根材の表面はもちろん、棟板金や固定部分、下地、防水層など、普段は見えにくい部分に次の被害につながる弱点がないかを確認することを重視しています。

現在雨漏りしていない住宅でも、劣化がまったくないとは限りません。

台風のたびに「今回も大丈夫かな」と不安になるのであれば、一度ご自宅の屋根の状態を確認しておくことをおすすめします。


おわりに

8月は台風への備えを特に意識しておきたい時期です。

気象庁の1991〜2020年の平年値では、台風の発生数は8月が月平均5.7個と年間で最も多く、日本への接近数も8月・9月はいずれも月平均3.3個となっています。

台風が接近してから急いで屋根の上を確認するのではなく、天候が安定しているうちに住宅の状態を把握しておくことが大切です。

特に築年数が経過している住宅では、棟板金のわずかな浮きや瓦のズレ、スレートのひび割れなど、普段は気付きにくい小さな劣化が隠れていることがあります。

小さな補修で済む段階で対応できれば、大きな雨漏りや屋根全体の改修へ発展するリスクを抑えることにもつながります。

「自宅の屋根は大丈夫かな?」

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台風シーズンを少しでも安心して過ごすためにも、まずはご自宅のメンテナンス費用の目安を確認してみてください。

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