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【2026年最新版】屋根フッ素塗装の単価相場は?30坪・40坪の総額と適正価格の見極め方

屋根の塗り替えを検討する際、「せっかくなら長持ちする塗料を選びたい」と考える方は多いでしょう。その有力な選択肢の一つが「フッ素塗装」です。しかし、高性能ゆえに「単価が高いのではないか」「総額でいくらかかるのか」といった費用面の不安もつきまといます。

この記事では、屋根のフッ素塗装にかかる費用について、最新の市場動向に基づいた㎡単価や坪数ごとの総額相場を徹底解説します。さらに、なぜフッ素塗料は高いのか、他の塗料と比べてコストパフォーマンスはどうなのか、見積書のどこを見れば適正価格か判断できるのかといった、塗装前に知っておくべき重要ポイントを網羅的に紹介します。

適正な価格で高品質な屋根塗装を実現し、大切な住まいを長期間守るための判断材料として、ぜひ最後までお読みください。

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屋根フッ素塗装の単価相場

フッ素塗料を使った屋根塗装の単価相場は、㎡あたりの価格帯・総額の目安・ほかの塗料との違いなどが気になるポイントです。まずは最新の単価相場から解説します。

屋根フッ素塗装の単価相場(㎡・坪・30坪/40坪の総額)

屋根塗装の費用は、基本的に「塗装面積(㎡)×㎡単価」で算出されます。フッ素塗料を使用した場合の一般的な㎡単価は、**3,500円〜5,500円/㎡**程度が相場となります。これは、現在主流となっているシリコン塗料(2,500円〜3,500円/㎡程度)と比較すると、1.5倍前後の価格設定となっています。

では、一般的な戸建て住宅の坪数で換算すると、総額はどれくらいになるのでしょうか。延床面積30坪と40坪のモデルケースで見てみましょう。

なお、ここでの総額は、塗装工事費用だけでなく、必ず発生する「足場代」「高圧洗浄費」「下地補修費」「養生費」「諸経費」などを含んだ、現実的な工事全体の費用目安です。屋根塗装のみを行う場合と、外壁塗装と同時に行う場合で足場代の負担割合が変わるため、それぞれのパターンを想定しています。

【表:フッ素塗料による屋根塗装の費用相場】

項目㎡単価の目安30坪(屋根面積約70㎡)総額目安40坪(屋根面積約90㎡)総額目安
フッ素塗装(3回塗り)3,500円〜5,500円/㎡25万円〜40万円32万円〜50万円
足場代800円〜1,200円/㎡15万円〜25万円20万円〜30万円
高圧洗浄200円〜300円/㎡1.5万円〜2.5万円2万円〜3万円
その他(補修・諸経費)5万円〜15万円7万円〜20万円
屋根塗装のみの総額45万円〜80万円60万円〜100万円
外壁同時施工時の屋根分目安30万円〜55万円40万円〜70万円

※上記はあくまで目安です。屋根の形状、勾配、劣化状況、使用する塗料メーカーによって変動します。

※「外壁同時施工時の屋根分目安」は、足場代などを外壁と按分した場合の概算です。

屋根材によっても若干の価格差が生じます。例えば、スレート屋根の場合は、塗料の吸い込みを抑えるための下塗り材や、縁切り(タスペーサー挿入)の費用が必要になることがあります。一方、金属屋根(ガルバリウム鋼板など)の場合は、サビ止めのための専用下塗り材が必要となります。これらの下地処理の工程によって、㎡単価が数百円程度前後する可能性があることを理解しておきましょう。

地域による価格差も存在します。都市部や人件費が高い地域では、地方に比べて単価が1〜2割程度高くなる傾向があります。また、工事車両の駐車スペースがない場合や、資材搬入が困難な狭小地では、別途費用が発生することもあります。

フッ素塗料の価格が高い理由(耐久性・成分・製造コスト)

なぜ、フッ素塗料は他の塗料に比べて単価が高いのでしょうか。その最大の理由は、フッ素樹脂が持つ圧倒的な「耐久性(耐候性)」にあります。

フッ素塗料の主成分であるフッ素樹脂は、炭素とフッ素の結合(C-F結合)が非常に強力で、紫外線エネルギーよりも強い結合力を持っています。このため、紫外線が当たっても分子結合が破壊されにくく、塗膜の劣化(チョーキングや色あせ)が非常に遅いという特徴があります。

屋根は、住宅の中で最も過酷な環境にさらされています。真夏の強烈な紫外線、表面温度が60℃を超える灼熱、激しい雨風、冬の凍結など、一年中ダメージを受け続けています。このような過酷な環境下でも、フッ素塗料はその強靭な塗膜で屋根材を長期間保護し続けることができます。

一般的なシリコン塗料の期待耐用年数が10〜12年程度であるのに対し、フッ素塗料は15〜20年という長寿命を誇ります。これは、一度塗装すれば、次の塗り替えまでの期間を大幅に延ばせることを意味します。

さらに、フッ素塗料には以下のような優れた特性もあります。

  • 親水性(防汚性): 塗膜表面が水になじみやすいため、雨水が汚れの下に入り込み、汚れを洗い流すセルフクリーニング効果が期待できます。これにより、長期間美しい外観を保つことができます。
  • 耐熱性・難燃性: 熱に強く、燃えにくい性質を持っています。
  • 耐薬品性: 酸性雨や化学物質にも強い耐性を示します。

これらの高性能を実現するためには、高度な技術を用いた製造プロセスが必要となり、原材料費や製造コストが高くなります。これが、フッ素塗料の単価が高い最大の理由です。しかし、1回の工事費用は高くても、長い目で見れば塗り替え回数を減らすことができるため、トータルコスト(生涯費用)で見ると決して割高ではないという考え方もできます。

【表:主要塗料グレードの比較】

塗料グレード主な特徴期待耐用年数屋根㎡単価目安1年あたりの費用目安(コスパ)
アクリル安価だが耐久性が低い5〜7年1,500円〜2,500円約300円/㎡・年〜
ウレタンかつての主流、密着性が良い7〜10年2,000円〜3,000円約280円/㎡・年〜
シリコン現在の標準、価格と性能のバランスが良い10〜12年2,500円〜3,500円約250円/㎡・年〜
ラジカルシリコンと同価格帯で高耐久、人気上昇中12〜15年3,000円〜4,000円約250円/㎡・年〜
フッ素非常に高耐久、長期間美観を保持15〜20年3,500円〜5,500円約230円/㎡・年〜
無機ガラス成分配合で最強クラスの耐久性20年以上4,500円〜6,000円約220円/㎡・年〜

表からも分かるように、初期費用(㎡単価)はフッ素が高いですが、耐用年数で割った「1年あたりの費用」で見ると、シリコンと同等かそれ以上にコストパフォーマンスが良いことが分かります。

【費用確認】「うちは30坪だけど、複雑な形をしている…」

表はあくまで目安です。建物の形状や現在の劣化状況によって費用は変動します。

あなたの家の場合の正確な費用相場を、まずはシミュレーションで確認してみませんか?

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見積書の「単価内訳」を理解する

単価がなぜその値になるのかを理解するには、見積書の内訳を知ることが重要です。ここでは、工事内容と費用構造を詳しく解説します。

屋根フッ素塗装の単価内訳(足場・洗浄・下地・塗装)

「屋根塗装一式 ○○万円」といったどんぶり勘定の見積もりでは、適正価格かどうか判断できません。まともな業者であれば、工事項目ごとに単価と数量を明記した見積書を提出します。屋根塗装の費用を構成する主な要素は、以下の通りです。

  1. 仮設工事費(足場・飛散防止ネット)安全な作業環境を確保し、近隣への塗料飛散を防ぐために必須です。屋根塗装のみの場合でも、原則として家の周囲全体に足場を組む必要があります。足場代は「足場架面積(㎡)×単価」で計算されます。
  2. 高圧洗浄費塗装前に、屋根に付着した苔、藻、カビ、古い塗膜、汚れなどを高圧の水流で洗い流す作業です。この洗浄が不十分だと、新しい塗料がしっかりと密着せず、早期剥がれの原因になります。
  3. 下地補修・調整費塗装だけでは直せない屋根材の劣化を補修する費用です。
    • ひび割れ補修: スレート屋根のひび割れをコーキング材で埋める作業。
    • 棟板金交換・釘打ち: 強風で浮いたり変形したりした棟板金(屋根の頂上部分の金属板)の補修や交換。
    • サビ落とし(ケレン): 金属屋根のサビをサンドペーパーや電動工具で除去し、表面を整える作業。
    • 縁切り(タスペーサー設置): スレート屋根の場合、塗料で屋根材同士の隙間が埋まって雨漏りするのを防ぐため、隙間を確保する作業。
  4. 塗装費(材料費+施工費)塗料代と職人の手間賃です。屋根塗装は基本的に「下塗り→中塗り→上塗り」の3回塗りが標準です。
    • 下塗り: 屋根材と上塗り塗料の密着を良くする接着剤のような役割。屋根材の種類によって専用の下塗り材(シーラー、プライマーなど)を使います。
    • 中塗り・上塗り: 仕上げの塗料(今回はフッ素塗料)を2回重ね塗りします。これにより、規定の塗膜厚さを確保し、塗料の性能を最大限に発揮させます。
  5. 諸経費現場管理費、運搬費、廃材処分費、駐車場代などが含まれます。一般的に工事費全体の5〜10%程度が目安です。

【表:工事項目ごとの一般的な価格帯一覧】

工事項目単位単価相場(円)備考
足場架設(飛散防止ネット含む)800〜1,200建物の形状や立地により変動
高圧洗浄200〜300バイオ洗浄の場合は割高になる
養生費㎡/一式300〜500 / 3万〜5万窓や車などを保護する作業
下地補修(コーキングなど)m/箇所800〜1,500 / 数千円〜劣化状況により大きく異なる
縁切り(タスペーサー)㎡/個300〜600 / 30〜50スレート屋根の場合に必要
棟板金交換m4,000〜7,000下地の貫板交換含む場合が多い
屋根塗装(下塗り)600〜1,000屋根材に合わせた専用塗料
屋根塗装(フッ素中・上塗り)2,500〜4,5002回塗りの合計単価
諸経費一式工事費の5〜10%

このように、屋根塗装の費用は「塗る面積」だけでなく、足場の大きさ、劣化状況に応じた補修内容によって総額が決まります。特に下地補修は、現地調査をしないと正確な費用が出せないため、見積もりごとの差が出やすい部分です。

単価が高く/安くなる条件(屋根材・形状・勾配・劣化)

同じフッ素塗料を使っても、家の条件によって見積もり金額は変動します。単価が高くなるケース、安くなるケースを見てみましょう。

単価が高くなる主な条件

  • 屋根の勾配(傾斜)が急な場合(6寸勾配以上など):職人が屋根の上で安定して作業できなくなるため、「屋根足場」と呼ばれる専用の足場を追加で設置する必要があります。この費用が追加されるため、総額が高くなります。
  • 屋根の形状が複雑な場合:入母屋(いりもや)屋根や、谷(屋根の面と面が交わる凹んだ部分)が多い複雑な形状は、足場の架設や塗装作業に手間と時間がかかるため、単価が割増になることがあります。天窓(トップライト)やドーマー(屋根窓)がある場合も同様です。
  • 劣化が激しい場合:コケやカビがひどい場合は、通常の高圧洗浄だけでなくバイオ洗浄が必要になったり、洗浄に時間がかかったりします。また、屋根材のひび割れや欠けが多い、棟板金のサビや腐食が進行している場合は、補修費用がかさみます。
  • 3階建て以上の建物:足場の高さが必要になるため、2階建てよりも足場代が高くなります。
  • 狭小地・道路付けが悪い:足場材や塗料の搬入出が困難な場合、小運搬費などの追加費用が発生することがあります。

単価が安くなる主な条件

  • 屋根の形状がシンプル(切妻屋根・片流れ屋根など):足場も組みやすく、作業効率が良いため、標準的な単価で施工できます。
  • 劣化が軽微な場合:下地補修が最小限で済めば、その分費用を抑えられます。定期的なメンテナンスを行っている家ほど、トータルの修繕費用は安く済む傾向があります。
  • 閑散期(冬や梅雨時期など)に依頼する:塗装業者の繁忙期を避けることで、値引き交渉がしやすくなったり、キャンペーン価格が適用されたりする場合があります。ただし、施工品質を落とさないことが前提です。
  • 外壁塗装と同時に行う:足場代を一度で済ませることができるため、屋根と外壁を別々に工事するよりもトータルコストを大幅に圧縮できます。足場代は工事費の約2割を占める大きな出費なので、同時施工は非常に経済的です。

【表:ケース別の単価差一覧(目安)】

条件価格への影響度備考
急勾配(屋根足場必要)高くなる(+15万〜30万円程度)安全確保のため必須
複雑な屋根形状やや高くなる(+数万円〜)作業手間賃の割増
著しい劣化・破損高くなる(+補修実費)補修しないと塗装できない
3階建て高くなる(足場代1.5倍〜)高さ分の足場費用増加
外壁塗装との同時施工安くなる(トータルで20万〜40万削減)足場代の節約効果大

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フッ素塗装と他塗料の比較

フッ素を選ぶべきか迷っている人向けに、耐久性・価格・コスパなどを、シリコン・無機など他塗料と比較します。

シリコン・ラジカル・無機との比較(耐久性 / 単価 / コスパ)

屋根塗装の塗料選びは、予算と将来のライフプランに合わせて行うのが基本です。フッ素塗料は高性能ですが、必ずしも全ての人にとってベストな選択とは限りません。主要な塗料グレードと比較してみましょう。

VS シリコン塗料(現在のスタンダード)

  • 価格: シリコンの方がフッ素より約1.5倍安い。
  • 耐久性: シリコン(10〜12年)に対し、フッ素(15〜20年)と、フッ素の方が圧倒的に長持ち。
  • 比較: 「とりあえず安く済ませたい」「次の塗り替えは10年後で良い」という場合はシリコンが現実的。「初期費用はかかっても、次のメンテナンスまでの期間をできるだけ長くしたい」ならフッ素がおすすめ。

VS ラジカル制御形塗料(新定番・高コスパ)

  • 価格: シリコンとほぼ同価格帯か、若干高い程度。フッ素よりは安い。
  • 耐久性: 12〜15年程度と、シリコンを上回り、フッ素に迫る性能。
  • 比較: 価格と性能のバランスが非常に良いため、近年人気が急上昇しています。「シリコンでは物足りないが、フッ素までは予算が出せない」という場合の有力な選択肢となります。

VS 無機塗料(最高グレード)

  • 価格: フッ素よりもさらに高額(フッ素の1.2〜1.5倍程度)。
  • 耐久性: 20年以上〜25年とも言われ、現時点で最強クラスの耐久性。ガラスなどの無機物を配合しており、紫外線でほとんど劣化しません。
  • 比較: 「これ以上ない耐久性を求めたい」「生涯の塗り替え回数を最小限にしたい」という場合の最終選択肢です。ただし、塗膜が硬いため、ひび割れしやすい屋根材には不向きな場合もあります。

【表:費用と耐久の比較(30坪屋根塗装の例)】

塗料グレード工事総額目安(万円)期待耐用年数(年)30年間の工事回数目安30年間のトータルコスト目安(万円)
シリコン50〜7010〜122〜3回150〜210
ラジカル55〜7512〜152回110〜150
フッ素70〜9015〜201〜2回90〜160
無機80〜10020〜251回80〜100

※30年間のトータルコストは、足場代などを含めた概算です。物価変動は考慮していません。

この表から分かるように、1回の工事費は高くても、高耐久な塗料を選ぶことで将来の塗り替え回数が減り、結果的に30年スパンなどの長期的なトータルコストを抑えられる可能性が高くなります。特に足場代は毎回かかるため、工事回数を減らす効果は絶大です。

フッ素を選ぶべきケース/選ばなくてよいケース

では、具体的にどのような人がフッ素塗料を選ぶべきなのでしょうか。

フッ素塗料がおすすめなケース

  • 今後も今の家に長く住み続ける予定(20年以上)の方:長期的なコストパフォーマンスを重視するなら、フッ素は賢い選択です。
  • 屋根の劣化が気になる環境に住んでいる方:海岸沿いで塩害が心配、日当たりが良すぎて紫外線が強い、台風の通り道で雨風が強いなど、屋根への負担が大きい地域では、高耐久なフッ素が真価を発揮します。
  • メンテナンスの手間を減らしたい方:忙しくて頻繁に家のメンテナンスのことばかり考えていられない、という方には、塗り替えサイクルが長いフッ素が適しています。
  • 屋根塗装のみを行う場合:外壁はまだ大丈夫で屋根だけ塗装する場合、足場代を有効活用するためにも、できるだけ長持ちする塗料を選んだ方が合理的です。

フッ素塗料を選ばなくてもよいケース

  • 数年以内(5〜10年程度)に売却や建て替えを予定している方:高耐久な塗料を塗っても、その恩恵を十分に受けられないため、シリコンなどで費用を抑える方が得策です。
  • 初期費用をどうしても抑えたい方:予算の都合でどうしてもフッ素は難しい場合は、無理をせずシリコンやラジカル塗料を選びましょう。重要なのは「適切な時期に適切なメンテナンスを行うこと」です。
  • 屋根材自体の寿命が近い場合:例えば、築30年を超えていて屋根材(スレートなど)自体が寿命を迎えている場合、いくら良い塗料を塗っても下地からダメになってしまう可能性があります。その場合は、塗装ではなく「カバー工法(重ね張り)」や「葺き替え」を検討すべきです。

【表:タイプ別おすすめ塗料チャート】

あなたのタイプ・要望おすすめ塗料グレード理由
とにかく初期費用を抑えたいシリコン価格が最も手頃で標準的な性能。
価格と性能のバランス重視ラジカル制御形シリコンとほぼ同価格でワンランク上の耐久性。
長持ちさせてトータルコストを下げたいフッ素高耐久で塗り替え頻度を削減できる。
厳しい環境下で最強の耐久性を求めたい無機価格は高いが、現時点で最高の耐候性。
10年以内に引っ越す予定があるシリコン高耐久塗料のメリットを享受しきれないため。

【工法診断】「うちの壁にはどの工法がベスト?」と迷ったら

フッ素塗装が適しているのか、それとも他の塗料が良いのか。判断に迷う場合は、プロの診断を受けるのが確実です。

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見積りの適正価格を見極めるポイント

複数社から見積りを取ったとき、どこを見れば単価が適正か判断できるかを説明します。

見積書でチェックすべき5つのポイント

フッ素塗料での屋根塗装を成功させるためには、信頼できる業者から適正な見積もりを取ることが不可欠です。必ず2〜3社から相見積もりを取り、比較検討しましょう。その際、金額だけでなく、以下のポイントをチェックしてください。

  1. 使用する塗料のメーカー名と商品名が明記されているか?単に「フッ素塗料」としか書かれていない場合は注意が必要です。フッ素塗料にもピンからキリまであります。日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研などの大手メーカーの信頼できる商品名が記載されているか確認しましょう。(例:日本ペイント「サーモアイ4F」、エスケー化研「クールタイトF」など)
  2. 「3回塗り」の工程が明記されているか?見積書に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程がそれぞれ記載されているか確認します。「フッ素塗装一式」などとまとめられている場合は、工程を省略(手抜き)されるリスクがあります。中塗りと上塗りは同じ塗料を使うことが一般的です。
  3. 塗布量(缶数)の記載があるか、または説明があるか?塗料は、メーカーが定めた「基準塗布量(1㎡あたりに塗るべき量)」を守らないと本来の性能を発揮できません。見積書に「○缶使用」と記載されているか、あるいは担当者に「この面積だと何缶必要ですか?」と質問して、明確な回答が得られるか確認しましょう。
  4. 下地補修の内容が具体的か?「下地補修一式」ではなく、「コーキング打ち替え ○m」「棟板金釘打ち補強 ○箇所」「タスペーサー挿入 ○個」など、具体的な補修内容と数量が記載されているか確認します。ここが曖昧だと、追加費用を請求されたり、必要な補修が行われなかったりする原因になります。
  5. 保証の内容と期間が明確か?口約束ではなく、保証書の発行有無、保証期間(フッ素なら7〜10年程度が目安)、保証範囲(塗膜の剥がれのみか、変色も含むかなど)を確認しましょう。自社保証だけでなく、メーカー保証や第三者機関の保証(リフォーム瑕疵保険など)があればより安心です。

【表:良い見積り・悪い見積りの例】

チェック項目良い見積り(安心できる例)悪い見積り(注意が必要な例)
工事名屋根塗装工事(フッ素仕様)屋根塗装工事 一式
塗料名日本ペイント サーモアイ4F(遮熱フッ素)フッ素塗料、高級塗料など
工程足場仮設、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗り、縁切り、下地補修 など項目別に記載足場工事一式、塗装工事一式、補修工事一式
数量・単位㎡、m、箇所、缶 など具体的に記載一式 が多い
単価相場範囲内の適正単価が記載されている相場より極端に安い、または高い
備考欄使用するシーラー名や、具体的な作業内容(タスペーサー使用など)が記載空欄、特になし

安すぎる単価の落とし穴(工程省略・薄塗り・粗悪材料)

相見積もりを取ると、他社より極端に安い見積もりが出てくることがあります。「安くてラッキー」と飛びつくのは危険です。安さには必ず理由があります。

  • 塗料を規定以上に薄める(シャビシャビにする):塗料は水やシンナーで希釈して使いますが、材料費を浮かせたり作業を早く進めたりするために、メーカー規定以上に薄めてしまう手口です。塗膜が薄くなり、耐久性が著しく低下します。
  • 塗る回数を減らす(手抜き工事):本来必要な3回塗りを2回(下塗り→上塗り1回)で済ませたり、ひどい場合は下塗りを省いたりするケースです。これも早期剥がれや変色の原因となります。
  • 下地補修を適切に行わない:ひび割れやサビを放置したまま塗装してしまうと、そこから劣化が再発し、せっかくのフッ素塗装も台無しになります。
  • 「足場代無料」のカラクリ:「今なら足場代無料」というキャンペーンを見かけることがありますが、足場を組むには必ず人件費と材料費がかかります。本当に無料になることはあり得ません。他の項目(塗料単価など)に上乗せされているか、上記のような手抜き工事でコストカットしている可能性が高いです。
  • 契約を急かす営業トーク:「今日契約してくれたら○○万円値引きします」「近くで工事しているので安くできます」などと、考える時間を与えずに契約を迫る業者は、悪徳業者の常套手段です。冷静に対応しましょう。

適正な価格で工事を行うためには、適正な材料費と人件費が必要です。安すぎる見積もりには、必ずどこかに「安さの理由(リスク)」が潜んでいることを忘れないでください。

【価格相場】ぼったくり防止のために

提示された見積もりが高すぎるのか、安すぎて危険なのか。

判断基準となる「あなたの家の適正価格」をあらかじめシミュレーションで把握しておきましょう。

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屋根フッ素塗装で後悔しないために

選ぶ前に知っておくべき注意点や、工事後に長持ちさせるポイントをまとめます。

施工品質が単価以上に重要な理由(職人の技量・管理体制)

どんなに高価で高性能なフッ素塗料を選んでも、それを扱う職人の腕が悪かったり、施工管理がずさんだったりすれば、本来の性能は発揮されません。屋根塗装は「半製品(塗料)」を「完成品(塗膜)」にする現場作業だからです。

  • 乾燥時間を守る: 塗料は、各工程の間(下塗り後、中塗り後)に適切な乾燥時間(インターバル)を置かないと、不具合の原因になります。工期を短縮するために、まだ乾いていないのに次を塗ってしまうような業者は論外です。
  • 基準塗布量を守る: 前述の通り、定められた量の塗料をしっかりと塗り込むことが重要です。これは職人のモラルと技術、そして現場監督の管理体制にかかっています。
  • 屋根塗装特有の難しさ: 屋根は足元が悪く、外壁よりも作業の難易度が高い場所です。丁寧な作業が求められる縁切り(タスペーサー挿入)や、細部の刷毛塗りなど、経験豊富な職人の技術が仕上がりを左右します。

業者を選ぶ際は、単価だけでなく、「フッ素塗装の実績が豊富か」「自社職人が施工するのか(丸投げではないか)」「施工管理体制(写真による記録や報告)がしっかりしているか」「資格(一級塗装技能士など)を持った職人がいるか」なども確認しましょう。

屋根フッ素塗装を長持ちさせるコツ(メンテ・点検)

フッ素塗装をしたからといって、その後20年間何もしなくて良いわけではありません。長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが不可欠です。

  • 定期的な点検: 施工後も、数年おき(例:1年、3年、5年、10年)に業者による定期点検を受けましょう。良心的な業者であれば、無料点検のアフターサービスが付いていることが多いです。早期に異常を発見できれば、軽微な補修で済みます。
  • 台風や地震の後のチェック: 大きな自然災害があった後は、屋根に異常がないか(棟板金の浮き、瓦のズレなど)を目視で確認してもらいましょう。屋根は自分では見えにくいので、ドローンを使った点検を行っている業者もおすすめです。
  • 金属屋根のサビ対策: ガルバリウム鋼板などの金属屋根の場合、もらいサビ(他の金属からサビが移ること)や、傷からのサビに注意が必要です。サビを見つけたら早めにタッチアップ補修などを依頼しましょう。

フッ素塗装は高価な投資です。その価値を最大限に活かすためにも、「塗りっぱなし」にせず、家を見守る意識を持つことが大切です。

コラムのまとめ

ここまで、屋根のフッ素塗装の単価相場から、費用変動の仕組み、他塗料との比較、適正な見積もりの見極め方まで解説してきました。重要なポイントを振り返ります。

  • フッ素塗装の㎡単価相場は3,500円〜5,500円。 シリコン塗料の約1.5倍が目安。
  • 30坪の総額目安は70万〜90万円(足場代込み)。 外壁と同時施工ならトータルコストは割安になる。
  • フッ素が高い理由は、紫外線に強い成分と15〜20年という圧倒的な耐久性にある。 長期的に見ればコスパは高い。
  • 見積もりは「一式」ではなく、工程ごとの単価と数量が明記された詳細なものを複数社から取る。
  • 安すぎる単価には、薄塗りや工程省略などの手抜きリスクが潜んでいる。
  • 「今後20年以上その家に住む」「メンテナンスの手間を減らしたい」人にとって、フッ素は最適な選択肢。

屋根塗装は、10年に一度あるかないかの大きなイベントであり、決して安い買い物ではありません。だからこそ、目先の単価だけに惑わされず、「なぜその金額になるのか」という根拠を理解し、信頼できる業者と出会うことが成功の鍵を握ります。

この記事で得た知識を武器に、あなたの大切なマイホームを守るための最適な選択をしてください。

屋根塗装の費用を今すぐチェック!

冬の乾燥した時期は、屋根塗装にとって塗膜が安定しやすい好タイミングです。特にフッ素塗装は、しっかりとした塗膜硬化が耐久性の鍵を握るため、気温や湿度が安定している時期の施工が品質向上につながります。

「我が家の屋根をフッ素で塗ったらいくらになる?」と気になった方は、3分で簡単入力できる無料見積シミュレーションをご利用ください。延床面積や屋根のタイプを選ぶだけで、その場でおおよその費用相場が分かります。複数の業者に問い合わせる前の予備知識としても役立ちますので、ぜひお気軽にお試しください。

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