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外壁塗装の下請け業者募集で手残りを守る単価と元請け選びの完全実践術

外壁塗装

「仕事は埋まっているのに、通帳だけ見ると全然増えていない」
外壁塗装の親方や少人数の塗装業者が、外壁塗装 下請け業者募集に応募するとき、多くが見落としているのは「単価」ではなく「構造」です。

同じ外壁・屋根の塗装案件でも、
東京・神奈川・千葉・埼玉、大阪・愛知・福岡・北九州、長野・静岡・茨城・群馬など、エリアや発注形態によって

  • 書類の量
  • 写真提出ルール
  • 洗浄・シーリング・養生・足場の割当
  • 天候遅延や近隣クレーム時の責任範囲

がまったく違い、手元に残る最終的な現金を決めています。

ツクリンク・クラフトバンクなどのサイトで協力業者募集を探すのか、ハウスメーカーや外壁専門会社の元請け直募集に入るのか。
「協力会社」として契約するのか、「協力業者」扱いで一式請負にされるのか。
この違いを理解しないまま、募集情報の単価や歓迎の文言だけで判断すると、

  • 追加工事や下地補修、防水・サイディング・クラック補修がサービス扱い
  • 写真・報告書の不備で検査・検収が翌月以降にズレ込む
  • 工期遅延や是正工事で請求が止まり、実質時給がアルバイト以下

という状態に陥りやすくなります。

この記事では、外壁塗装の下請け業者募集を検討している全国の塗装職人・親方に向けて、

  • 「利益が消える案件」と「きちんと残る案件」の構造的な差
  • エリア別の案件種別(住宅・マンション・店舗・工場・公共工事)のリスク
  • 協力会社マッチングサイトと元請け直募集の見えないコスト
  • ハウスメーカー案件で飛ばされないための書類・検査・SOP運用
  • 契約条項・工期・提出物を踏まえた実質時給の算定方法
  • 審査を一発で通す体制・資格・保険・資料管理の整え方

を、「現場で本当に起きているトラブル」と結びつけて解説します。

読み終えたときには、次の下請け案件から

  • 募集要項を見ただけで危ない元請けを弾ける
  • 手残りを削る契約・工期・提出物の条件を事前に想定できる
  • 小さな会社・個人事業でも、信頼される協力会社として選ばれる

という状態を目指します。

この記事全体のロードマップと、あなたが得られる実利は次のとおりです。

セクション読者が手にする具体的な武器(実利)解決される本質的な課題
構成の前半(単価トラップ〜エリア別傾向〜元請け・発注形態の比較〜ハウスメーカー案件の裏側〜典型的な失敗例)単価・工期・書類・写真・工事種別から、危険な募集情報と割に合う案件を見抜くチェックリストと判断軸「仕事はあるのに利益が残らない」「どの元請け・協力業者募集を選べばいいか分からない」という迷い
構成の後半(審査通過の体制づくり〜選ばれるアピール方法〜契約前チェック〜元請けの使い分け)審査を通し、長期継続の案件を確保し、来年以降も安定して受注・手残りを維持するための実務フローと改善ポイント場当たり的な受注から抜け出せず、単発・低単価に振り回されている現状

外壁塗装の下請け業者募集は、「応募すれば助かる」仕組みではなく、「選び方を間違えると静かに赤字を広げる」仕組みになりがちです。
次の案件で同じ損失を繰り返さないために、ここから先で具体的な判断基準と実務のチェックポイントを押さえてください。

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担当白山

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外壁塗装の「下請け募集」に飛びつく前に:9割がハマる単価トラップの正体

「1棟いくら」は悪魔のささやきに近いです。
単価は良さそうなのに、終わってみたら財布がスカスカ。現場を見てきた職人からすると、これは“腕がないから”ではなく、元請けのルールと案件構造を知らないから起きる赤字です。

ここでは、一人親方〜5名規模の外壁・屋根メインの塗装業者が、最初に必ず押さえておくべき落とし穴を整理します。

外壁・屋根の塗装案件で“利益が消える”典型パターン

利益が消える原因は、材料代や職人の日当よりも、書類・割当・サービス工事にあります。

よくあるパターンをまとめるとこうなります。

利益が消える典型パターン一覧

パターン現場でよくある状況財布へのダメージ理由
追加工事サービス地獄サイディングのクラック、シーリングの劣化を「ついでに」で対応契約外なので請求ゼロ、手間だけ増える
写真不備による検収遅延高圧洗浄・下地処理・養生の写真が基準と違い、撮り直しを要求される検収が1か月先送り、翌月入金がさらに遅れる
書類・提出物の軽視工程表・作業報告書・検査チェックリストを後回しにする「書類未完了」で請求書受付すらしてもらえない
足場・養生の割当ミス足場一式・養生一式を請けたが、近隣対応や是正が想定外に多い人工が読めず、実質時給が半分以下になる
天候・工期延長の無契約長雨や台風で工期が延びるが、追加費用の取り決めがない人件費だけ増え、単価が目安の6〜7割に落ちる

とくに追加工事・改修は要注意です。

  • サイディングの反り・クラック補修
  • シーリングの増し打ちではなく「実質打ち替え」
  • 高圧洗浄で落ちない汚れへのケレン・下地処理

このあたりを「親方の気持ち」でサービスすると、ハウスメーカーや大手の請負契約上は“やっていないもの”扱いになりがちです。
追加になる境界線を、見積段階で元請けと明文化しておかないと、1現場で2〜3人工は平気で消えます。

単価だけ見て選ぶと危ない元請け・工事案件の共通点

単価は高く見えるのに、手残りが薄い元請けには共通点があります。

危ない案件のチェックリスト

  • 「1棟○○万円(税込)」と一式表示だけで内訳がない
  • シーリング、防水、補修、足場の割当範囲があいまい
  • 写真枚数・提出書類が多いのに、その負荷を単価に織り込んでいない
  • 予定工期がタイトで、天候リスクの取り決めが契約に入っていない
  • 連絡手段が電話中心で、LINEやメールによる記録が残らない運用

特にハウスメーカー系・外壁専門会社系でありがちなのが、「検査目線は超シビアなのに、単価は地域相場ギリギリ」というパターンです。

  • 高圧洗浄の圧力・時間の基準
  • 下地処理の方法(クラック幅、モルタル補修の仕様)
  • 養生の範囲(サッシ・玄関・タイル・植栽)

これらを写真付きで証明しないと検収しないというルールなのに、「その手間は見込んでいない単価」で募集している案件は、現場が増えるほど疲弊します。

公共・マンション・店舗など物件種別で変わるリスク構造

同じ「外壁塗装」でも、物件種別でリスクの種類が変わります。ここを理解していないと、得意じゃないフィールドで戦わされます。

物件種別ごとのリスク比較

種別メインの仕事主なリスク・クセ
戸建住宅外壁・屋根・付帯部の塗装クレームは施主ダイレクト、近隣対応・サービス工事が増えがち
アパート・マンション通路・外壁・階段・共用部共用部の養生・動線確保、工期厳守、居住者クレーム対応
店舗・テナントファサード・内部外装・サインまわり夜間作業・短期工期、開店日死守、第三者事故リスク
公共工事校舎・庁舎・公営住宅の外装書類と検査が最重視、提出物の量が多く、工期調整がシビア

戸建は「サービスしすぎ」、マンション・公共は「書類と検査負荷」が利益を食います。
私の視点で言いますと、自分の体制と得意分野に合わない物件を、単価だけで取りにいった瞬間から赤字リスクが跳ね上がる印象があります。

この先の章では、エリア別・元請け別に「どこまでなら戦えるか」を具体的に分解していきます。

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担当白山

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東京・大阪・福岡…エリア別に違う「下請けパートナーのリアルな仕事量」と安定度

「どこに営業かけるか」で、同じ腕前でも手元に残るお金が2倍変わります。エリアごとの“仕事の出方”と“単価のクセ”を知らずに動くと、休みなく現場に出ているのに、通帳だけ痩せていく状態になりがちです。

ここでは、一人親方〜5名規模の塗装業者が押さえておきたい、東京・大阪・福岡を含むエリア別のリアルを整理します。

東京・神奈川・千葉・埼玉の外装・内装案件の傾向と工期の癖

首都圏は「仕事量は多いが、段取り勝負」のエリアです。外壁・屋根だけでなく、内装塗装・防水・シーリング・足場一式までトータルで動かされる案件が目立ちます。

代表的な傾向は次の通りです。

  • ハウスメーカー・大手リフォーム会社経由の住宅案件が多い
  • 予定工期がタイトで、洗浄日・塗装日・検査日が細かく指定される
  • 写真提出・書類(見積明細・工程表・完了報告書)のルールが厳しい
  • マンション大規模修繕では、日曜・祝日作業禁止+近隣クレーム対策が必須

首都圏で利益を残している塗装業者は、「移動時間」と「検査待ち時間」をコストとして計算しています。例えば、東京23区で片道1時間かかる現場を毎日往復すると、それだけで人件費が1人工分飛びます。単価だけでなく、「1日で何時間実働できるか」を必ずメモしておくと、実質時給が見えてきます。

大阪・愛知・九州(福岡・北九州)でよくある案件タイプと洗浄・シーリングの割当

関西・中京・九州は、地場工務店とハウスメーカーが混在する“ハイブリッド”エリアです。外壁塗装だけで見ると、同じ30坪住宅でも、元請けによって洗浄・シーリングの割当がまったく違います。

代表的な違いを表にまとめます。

エリア/元請け種別よくある物件種別洗浄・シーリングの割当傾向現場の負荷感
大阪・兵庫 地場工務店2〜3階建住宅・小規模マンション高圧洗浄は一式、シーリングは「既存追い打ち」が基本で打ち替えは別途にしやすい職人裁量大きいが、追加見積の説明力が必須
愛知・岐阜 ハウスメーカー戸建てサイディング・タイル外装目地・サッシ周りフル打ち替え前提。仕様書通りにやらないと是正指示書類・写真負荷は重いが、単価は比較的安定
福岡・北九州 リフォーム会社戸建て住宅・店舗・社屋洗浄・シーリングを安く見積もりがちで、サービス工事化しやすい「善意施工」が財布を直撃しやすい

現場を守るコツは、どこからが「別途扱い」かを契約前に文字で残すことです。例えばサイディングのクラック補修や、シーリングの増し打ちから打ち替えへの変更は、LINEで「写真+別途金額」を送って承認スタンプをもらうだけでも、後々のモメごとをかなり防げます。

地方エリア(長野・静岡・茨城・群馬)で“仕事はあるのに単価が上がらない”理由

地方は「仕事量は安定しているのに、単価が何年も据え置き」という声が非常に多いエリアです。理由はシンプルで、元請けがほぼ固定メンバーで回っており、“代わりが効く”前提の単価になっているからです。

地方でよくある構造を整理します。

  • 発注形態は地場工務店・地域リフォーム会社が中心
  • 職人同士の横のつながりが強く、元請けも職人を入れ替えにくい
  • その代わり、「昔からの単価」がそのまま温存されやすい
  • マッチングサイト経由の案件は少なく、情報が閉じている

この状況で手残りを増やすには、「単価交渉」ではなく、発注内容の線引きで守るのが現実的です。

例えば次のような整理です。

  • 足場・高圧洗浄・養生を「一式」で受けるのではなく、平米単価を分けてもらう
  • 付帯部(破風・雨樋・水切り・庇・シャッターボックス)は、写真付きで範囲を明記
  • 屋根塗装・防水工事は、労災・保険・設備負担を踏まえて、外壁とは別レートを提案

地方で強い親方は、「この単価なら、どこまでやるか」を元請けと共有したメモを必ず残している人たちです。私の視点で言いますと、この一手間があるかどうかで、5年後の通帳の数字に明確な差が出ます。

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担当白山

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ツクリンク・クラフトバンク vs 元請け直募集:外壁塗装職人が本当に見るべき「選択基準」

「単価高そうだから、とりあえず応募してみるか」。
この一歩が、翌月の財布をスカスカにします。

協力会社マッチングサイトの募集情報に潜む“見えないコスト”

ツクリンクやクラフトバンクは、仕事探しの入り口としては優秀です。ただ、募集欄に出ないコストが多い。

代表的な“見えないコスト”はこの5つです。

  • 現場調査・打合せにかかる移動時間とガソリン
  • 写真・報告書のフォーマット覚え直し
  • 振込サイト(末日締め翌々月払いなど)による資金ショートリスク
  • 足場・高圧洗浄・シーリングが「一式」か「別途」かの境界不明
  • クレーム対応の窓口が誰か分からないまま責任だけ負う構造

私の視点で言いますと、マッチングサイト案件は「最初の1棟目は教材」と割り切り、実質時給を必ず計算してほしいです。

項目よく見落とすポイント手残りを守るチェック
単価坪単価だけ高く見える足場・洗浄・養生・材料支給の有無まで確認
工期予定工期が短い天候予備日と夜間作業の有無を質問
支払サイトが長い材料仕入れタイミングと支払日を逆算

元請け直の下請け業者募集(ハウスメーカー・外壁専門会社)の特徴と書類負荷

元請け直の協力業者募集は、単価より書類と検査のクセを読むのがコツです。

  • ハウスメーカー系
    • 施工基準書・SOP・仕様書が分厚い
    • 洗浄・下地処理・サイディング補修・シーリングを「検査目線」で写真管理
    • 労災保険加入、賠償責任保険、資格(足場、高所作業車など)の提出が必須
  • 外壁専門会社・リフォーム会社
    • 地場色が強く、職人との距離は近いがルールが口約束になりがち
    • 写真提出はゆるい代わりに「善意サービス」が増えやすい
    • 長期の継続案件を持つ会社ほど、書類フォーマットは整備される傾向

元請け直は、最初の書類セット(会社概要、保険証券、施工事例写真)を固めてしまえば、その後の継続性と安定度は高いケースが多いです。

「協力業者」か「協力会社」かで変わる責任範囲と契約条項の読み方

募集文の一言で、背負うリスクが変わります。

  • 「協力会社募集」
    • 法人前提のことが多く、請負契約書を交わす
    • 瑕疵保証・是正工事・近隣クレームの一次窓口になる可能性大
    • 元請けの下請法・安全書類運用に巻き込まれる
  • 「協力業者歓迎・応援可」
    • 個人事業主や一人親方向け
    • 1現場ごとの注文書ベースで、保証範囲があいまいになりやすい
    • LINEやメールの文面が、そのまま契約の証拠になる

最低限、募集情報と契約書でここだけは必ずチェックしてほしいポイントは次の通りです。

  • 「足場・防水・シーリング・補修」のどこまでが請負範囲か明記されているか
  • 雨天・近隣トラブルで工期延長した場合の費用負担
  • 手直し・保証の上限回数と、材料費負担の有無
  • 写真提出の枚数・角度・タイミング(着工前・中間・完了)のルール

この4点を聞いてもはぐらかす元請けは、どれだけ単価が良くても、長期で組む相手としては危険ゾーンです。

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担当白山

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ハウスメーカー塗装案件の裏側:書類・提出物・検査術をナメた職人から飛ばされる

「単価は悪くないのに、なぜか財布に残らない」
ハウスメーカー系の外壁・屋根塗装は、ここを理解していない協力業者から順番に現場を切られていきます。ポイントは“塗り方”より“証拠の残し方”です。

下地処理・養生・洗浄の“検査目線”と、現場目線のズレ

ハウスメーカー案件は、親方の感覚ではなく検査マニュアルと写真で評価されます。
同じ高圧洗浄でも、現場目線と検査目線では見る場所が違います。

【現場と検査のズレが出やすい工程】

  • 高圧洗浄
    • 現場: しっかり当てて汚れが落ちていればOK
    • 検査: 「サイディング目地」「屋根重なり」「ベランダ防水立上り」のアップ写真が無いとNG
  • 下地処理・補修
    • 現場: クラックや爆裂を見つけ次第、その場でモルタルやシーリングで是正
    • 検査: 事前申請無しの“善意の補修”は、追加費用ゼロのサービス扱いになりがち
  • 養生
    • 現場: 多少の塗料のにじみは手直しで吸収
    • 検査: サッシ・タイル・給湯器まわりの写真が無いと「養生不足」と判断されることもある

私の視点で言いますと、ハウスメーカー案件で利益を守る職人は、「上手く塗る人」より「検査側のチェックリストを先読みできる人」です。

【ハウスメーカー案件で意識したい検査目線】

  • 洗浄・シーリング・下地補修は“歩掛かり”ではなく“検査項目”として割り当てられる
  • サイディング・モルタル・タイル・ジョリパットなど種別ごとの標準仕様から外れると、必ず写真と報告が必要
  • 足場や仮設、防水・コーキングの範囲は、「一式」表記でも細かい内部基準が決まっている

写真・提出マニュアルの実例:どこまで撮れば検査で突っ込まれないか

ハウスメーカーの外壁塗装は、写真の出来で入金速度が1か月変わる世界です。
よくあるのが「きれいに塗った写真はあるのに、下地と工程の写真が足りない」パターン。

【最低限押さえたい写真の流れ】

  • 着工前
    • 外壁全景・屋根全景・近隣との距離・クラック・欠損部のアップ
  • 下地・補修
    • 高圧洗浄中(ノズルと圧力が分かる距離)
    • シーリング撤去前/プライマー塗布中/充填後の3枚
    • モルタル補修のBefore/途中/After
  • 中塗り・上塗り
    • 塗料缶(品番・ロット・ウレタンかシリコンかが分かる)
    • 希釈水・攪拌の様子
    • サイディング目地・金属部・天井など部位別の塗り分け

下請け業者募集の段階で「写真マニュアルあります」と書いてある会社ほど、ここがシビアです。提出ルールを守れば、翌月末入金がズレない安定案件に変わります。

【写真提出レベルの違い】

項目地場リフォーム会社ハウスメーカー案件
必須写真枚数20~40枚程度80~150枚が目安
重視ポイント仕上がりの美しさ工程ごとの証拠・標準仕様の遵守
不備時の対応多少は口頭報告で吸収再提出まで検収・支払いが保留

契約条項・保証・手直し範囲でモメるポイントと回避術

ハウスメーカーの協力会社になるとき、一番の落とし穴は「どこから先が無償手直しになるか」が不明確なまま工事に入ることです。

【モメやすい契約・保証のポイント】

  • 追加工事の扱い
    • 既存クラック・サイディング浮き・シーリング劣化のうち、
      「見積り内の補修」と「別途見積り」がどこで線引きされているか
  • 保証範囲
    • 「塗膜の保証」と「下地の保証」を分けているか
    • 防水や屋上、タイル面など他業種が絡む部分をどこまで請負うのか
  • 手直し・再施工
    • 近隣クレームや検査指摘時の足場費用・材料費・人件費を誰が負担するか
    • 工期遅延時のペナルティと、天候不良時の扱い

【契約前に確認しておきたい3つの質問】

  • 「追加の下地補修やシーリング増し打ちは、どのタイミングで申請すれば別途費用になりますか」
  • 「保証書に記載される内容と、塗装業者として負う責任の範囲を教えてください」
  • 「是正工事が発生した場合、足場・材料・職人の費用負担はどうなりますか」

この3点を顔合わせや応募時の面談で確認し、LINEやメールで文面を残しておくだけで、“言った言わない”の消耗戦からかなり解放されます。
外壁塗装の下請け業者募集を探すなら、「単価」と同じくらい「検査・書類・保証のルール」を聞き出せるかどうかが、長期で安定した事業の分かれ目です。

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担当白山

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「最初は順調だったのに…」外壁塗装の下請けで起きた3つの失敗と、プロの回避術

「月の売上は増えたのに、通帳はスカスカ」
外壁塗装の下請け案件で一番多い相談がここです。現場は回っているのに、利益がどこかで漏れている。ここでは、実際の現場でよく起きる3パターンを“財布が痩せるポイント”ごとに分解します。

追加工事・改修が“善意サービス”で終わってしまった工事業者のケース

追加のシーリング打ち替え、サイディングのクラック補修、想定外の高圧洗浄や養生のやり直し。現場担当の善意でやった作業が、請求書ではゼロになる典型ケースです。

追加工事をサービスで終わらせてしまう原因は、現場での「境界線」が曖昧なことにあります。

ポイントはこの3つです。

  • どこまでが“一式”の範囲か、契約前に書面で確認
  • 下地劣化・補修が発覚した時点で、LINEかメールで必ず「写真+金額案+工期影響」を送る
  • 口頭OKでも、翌日に「議事録」として短文で残す

特にサイディング住宅の外壁塗装では、「シーリング増し打ちなのか、打ち替えなのか」「クラック補修は何mまで一式か」を発注形態ごとにハッキリさせないと、気付けばサービスだらけになります。

工期・天候遅延・近隣クレームで請求書が止まったケース

「予定工期は守ったつもりなのに、検収が1カ月ずれた」
こうした相談の裏側には、書類と写真の遅れがほぼ必ず絡んでいます。

よくある流れは次の通りです。

  • 雨で工期がズレる
  • 近隣からの苦情対応で作業時間を短縮
  • 現場は終わったが、写真整理と工程表の是正に追われる
  • 元請けの検査が後ろ倒しになり、翌月末まで請求が認められない

私の視点で言いますと、単価より先に「写真提出のルール」と「検査のタイミング」を確認しておかない下請け業者ほど、キャッシュフローで苦しんでいます。

下の表のどちら側に自分がいるか、一度チェックしてみてください。

項目赤字になりやすい現場黒字を守る現場
雨天時対応その場で口頭相談だけ即LINE報告+工期調整の書面化
写真提出工事完了後に一気に提出工程ごとに日々アップロード
近隣クレーム現場で謝って終わり対応内容を元請けにも記録共有
検査日元請け任せ着工前に予定をカレンダーで共有

この差が、同じ単価でも「翌月入金」か「再来月入金」かを分けます。

LINE・メールのやり取り実例から学ぶ、“言った言わない”を潰す書き方

「言った」「聞いてない」で揉める元請けほど、長期の継続案件になりません。
外壁・屋根の塗装案件では、LINEとメールの書き方だけで、トラブルの半分は潰せます。

最低限押さえたい書き方のコツは次の通りです。

  • 事実・判断・お願いを1メッセージに整理する例)
    事実:サイディング目地のシーリングが想定以上に破断
    判断:標準仕様では増し打ちですが、打ち替えが必要と判断
    お願い:追加○m分、金額○円、工期+1日でご承認ください
  • 「了解しました」で終わらせず、条件もセットで復唱する例)
    「本日ご相談したシーリング打ち替え追加工事、20m・金額3万円・工期+1日で対応します。請求は追加分として別途計上いたします。」
  • 写真は「遠景+中景+アップ」の3点セット下地処理、防水、足場、養生、ウレタン防水やタイル補修など、後からやり直しを指摘されやすい工程ほど、3パターンで残しておくと検査で突っ込まれにくくなります。

短いやり取りほど、後から読み返したときに「何の話か分からない」状態になり、結局は元請けの言い分が通りがちです。
外壁塗装の下請け業者募集に応募する前から、「文章と写真の残し方」を自社の標準SOPとして決めておくことが、結果的に一番コスパの良い防御策になります。

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担当白山

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応募条件を満たすだけでは足りない:審査を一発クリアする「体制・人材・書類管理」

書類上の「募集対象に該当」はスタートラインに過ぎません。
本気で安定して外壁・屋根の塗装案件を振ってもらう会社は、体制・人材・書類管理が“現場レベルで噛み合っている”状態を作っています。私の視点で言いますと、ここができていない業者は、東京でも大阪でも福岡でも、最初の1〜2現場で静かにリストから消えていきます。

ここでは、元請けがチェックしている本当の基準を、現場目線でバラします。

下請けパートナーとして評価される塗装業者の体制チェックリスト

元請けが見ているのは「塗れるかどうか」ではなく、「予定工期と品質を事故なく守れるか」です。
現場担当から評価される体制は、次のような項目で判断されています。

体制チェックリスト(外壁・屋根メインの一人親方〜5名規模向け)

  • 人員体制
    • 外壁・屋根・防水の経験年数3年以上の塗装職人が最低2名
    • 足場・高圧洗浄・シーリングを任せられる“現場リーダー格”がいるか
  • 安全・保険
    • 労災保険加入済み(特別加入を含む)
    • 墜落制止用器具・ヘルメット・保護メガネなどの安全設備を自社で用意
  • 管理レベル
    • 毎日の作業報告(写真+コメント)を、LINEやアプリで翌朝までに送れる
    • 工程表を理解し、「雨天」「追加補修」での工期調整を自分から提案できる
  • 事務体制
    • 見積書・請求書・内訳書を、エクセルやPDFで期限までに提出できる
    • 住所・連絡先・銀行口座情報が会社として整理されている

元請けが新人協力会社を選ぶとき、ざっくり次のような“早見表”で比べています。

体制レベル早見表(イメージ)

評価ポイントNG業者の状態使いたくなる業者の状態
人員日によって人数がバラバラ最低人数と応援体制が明確
工程管理「とりあえず現場入り」でスタート工程と天候を事前にすり合わせ
報告完了写真だけ送る下地・洗浄・養生も記録で共有
安全労災・保険が曖昧加入証明書を即提出できる

この表で左側に当てはまる項目が多いほど、「リスクが高い塗装業者」と見られ、次の案件から声が掛かりにくくなります。

施工業者が最低限そろえたい資格・保険・提出書類セット

審査で最初に落とされるのは「腕」よりも「書類」と「保険」です。
特にハウスメーカー系・外壁リフォーム専門会社は、ここをチェックリストで見ています。

最低限そろえたい資格・保険

  • 建設業の許可(建築一式・塗装工事業のどちらか)
    • 個人規模でも、長期的な受注を狙うなら取得を検討
  • 労災保険加入証明書
    • 下請け全員をカバーしているかを確認されるケースが多い
  • 損害賠償保険(請負業者賠償責任保険など)
    • 塗料の飛散、近隣車両への損傷、クラック補修の不具合などに備える
  • 有機溶剤作業主任者、高所作業車運転特別教育
    • 屋根・高所・溶剤系塗料が絡む現場ほど重視される

最初に提出を求められやすい書類セット

  • 会社概要(住所・代表者名・連絡先・対応エリア・業種)
  • 施工事例の写真(外壁・屋根・サイディング・モルタルなど種別ごと)
  • 資格証・保険証券の写し
  • 安全衛生管理のSOP(標準作業手順書)があれば評価アップ
  • 直近1〜2年分の施工実績リスト(マンション・住宅・店舗など物件種別付き)

この「書類セット」をすぐに出せる会社は、審査側から見ると管理が行き届いていて、クレーム時も話が早い会社と映ります。逆に、毎回バラバラのフォーマットでバラバラに送る会社は、それだけで現場のイメージもマイナスからのスタートになります。

若手塗装スタッフ・親方の教育で差がつく「現場報告」の質

ここを整えるだけで、同じ単価でも“手残り”が変わります。
理由はシンプルで、「現場報告の質」が高い会社ほど、追加工事・天候遅延・是正対応の請求根拠の証拠が揃うからです。

現場報告で押さえたい3つのポイント

  1. 写真は「作業の証拠」ではなく「請負範囲の証拠」として撮る
    • 高圧洗浄前後、下地処理前後、シーリング撤去・打ち替え状況、養生範囲
    • サイディングの浮き・クラック・爆裂など、別途補修が必要な箇所は必ずアップで
  2. コメントは「作業日誌+交渉材料」として書く
    • 例:
      • 「予定工期3日目、雨天のため午前中は養生・室内作業に切替」
      • 「南面モルタルのクラック多数あり。標準仕様外の補修が必要と思われるため、写真添付の上ご相談」
  3. 連絡のタイミングは「トラブル発生前」
    • 近隣クレームが起きそうな高圧洗浄・足場組立前
    • アスベストの可能性がある既存塗膜・外装材を見つけた瞬間

若手スタッフや親方にここまで落とし込むと、元請けの担当者は「この会社は、言った言わないを防ぐために動いてくれている」と判断します。

現場報告の質が高い業者は、次のような流れで長期・継続案件を任されやすくなります。

  • 初回現場で報告・写真が丁寧 → 検査・検収がスムーズ
  • 検査側が「この会社は安心」と評価 → マンション・公共工事など大型案件に声が掛かる
  • 発注形態が単発から「年間の協力会社」へ格上げ → 単価交渉もしやすくなる

外壁塗装の「下請け業者募集」に応募するとき、単価と工期だけを見て動くか、体制・書類・教育まで整えて“選ばれる協力会社”になるかで、2〜3年後の手残りはまるで違う数字になります。

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外壁塗装の協力会社募集で“選ばれる側”になるためのアピール方法と実績の見せ方

「腕には自信があるのに、応募しても返事が薄い」「顔合わせまでは行くのに、その後の案件が続かない」。ここで差がついているのは技術より見せ方と準備です。現場を回している担当者は、数分で「任せて大丈夫か」を判断します。その“数分勝負”で抜け出すためのポイントを、現場寄りの目線で整理します。

応募フォーム・面談時に聞かれる定番質問と、プロが返している答え方

応募フォームや顔合わせで、元請けが本当に知りたいのは「単価交渉力」ではなく「現場を止めないかどうか」です。よく聞かれる質問と、評価される答え方の軸をまとめると次の通りです。

  • 「対応エリア・人数・経験年数は?」

→ ウリ無しで並べず、得意な工事種別とセットで答える
「東京・神奈川で住宅のサイディング外壁がメイン、常時3名体制で足場〜洗浄〜シーリング〜塗装まで一式対応できます」

  • 「予定工期がタイトな案件もありますが大丈夫ですか?」

→ 根性論ではなく体制とリスク管理で答える
「雨天予備日を含めた工程表を事前に共有してもらえれば、洗浄と養生の段取りを前倒しする運用で対応しています」

  • 「追加工事やクラック補修の扱いはどうしていますか?」

→ 別途・サービスの線引きを示す
「事前調査で撮影したクラックやシーリング劣化は、写真に番号を振って見積書に紐づけておき、別途扱いとサービス範囲を明記します」

私の視点で言いますと、「すぐ動けます」「なんでもやります」より、事前説明と記録のクセを語れる職人ほど、ハウスメーカーや外壁専門会社から継続発注を受けています。

施工事例・現場写真・工程管理表を使ったアピール資料づくり

元請け担当は、あなたの現場にまだ一度も立ち会っていません。そこで効くのが「施工事例+工程の見える化」です。最低限、次の3点セットをA4数枚にまとめておくと、面談の印象が一段変わります。

  • 施工事例シート
    • 物件種別(住宅/マンション/店舗)
    • エリア(例:東京・埼玉・福岡など)
    • 外壁材(窯業サイディング/モルタル/タイル)
    • 使用塗料(シリコン/フッ素/ウレタン防水など)
    • 予定工期と実際の工期
    • 足場〜高圧洗浄〜下地補修〜シーリング〜上塗りまでの工程写真
  • 現場写真の撮り方ルール
    • 「全景」「面ごと」「サッシ周り」「クラック/シーリングのアップ」「完了後同位置」のセットで撮影
    • 1現場あたり最低20〜30枚をクラウド共有
    • 写真ファイル名に日付と工程を入れる(例:20250110_洗浄_南面)
  • 簡易工程管理表
    • Excelや手書きでもよいので、予定工期と実績、天候、是正内容を一覧化
アピール資料元請けが見ているポイント
施工事例シート物件種別と外壁材の経験の幅
現場写真セット検査で使えるレベルか、写真のクセ
工程管理表工期厳守力と、天候・是正の扱い方

この3点があるだけで、「書類が苦手な職人」から「現場管理まで任せられる協力会社」へ評価が一段上がります。

小さな会社・個人事業でも信頼を勝ち取るための「業務改善ポイント」

一人親方〜5名規模でも、ここを押さえているかどうかで、ハウスメーカー系の審査通過率と案件継続率が変わります。

  • 保険・資格まわりの整備
    • 労災保険・損害保険の加入証明をすぐ提出できる状態にする
    • 有機溶剤作業主任者、高所作業車、安全衛生教育修了証などをコピーでまとめる
  • 連絡・報告のSOP(標準手順)を決める
    • 朝の着工報告・夕方の進捗報告をLINEテンプレ化
    • 「天候悪化時にいつ誰へ連絡するか」「近隣クレームが出た時の第一報」を紙1枚に整理
  • 下請けとしての発注形態と単価の基準を持つ
    • 外壁塗装一式の単価だけでなく、足場・高圧洗浄・シーリング・防水・補修をどこまで含むかを社内で統一
    • 善意サービスでやる範囲と、別途見積りに切り替える条件を決めておく

小さな塗装業者ほど、「書類が弱いから…」と遠慮しがちですが、元請けが本当に欲しいのは事故とトラブルを自分で減らせる協力業者です。現場の写真と工程、保険と連絡手順さえ整えておけば、規模より中身で選ばれるポジションに十分立てます。

スターペイント
担当白山

今現在、全国各地域で外壁塗装案件が余っています!

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「この元請けは危ない」を見抜く、契約前のチェックポイントとコスト算定の目安

「単価は悪くないはずなのに、末日に通帳を見たら手元にほぼ残っていない」
この状態を繰り返している親方は、元請けを見る“物差し”を変えた方が早いです。

募集要項・募集情報のどこを見れば“ブラック案件”を避けられるか

募集ページで必ず拾っておきたいのは、単価よりもルールとリスクの書き方です。

悪い案件ほど、次の項目があいまいです。

  • 予定工期だけ書いてあり、雨天順延の扱いが書いていない
  • 「一式」「応相談」が多く、シーリング・高圧洗浄・足場の発注形態が不明
  • 是正・手直しの範囲と回数制限が書かれていない
  • 写真提出や報告書のフォーマットが「後日説明」で明記されていない
  • 支払サイトが「翌月末」だけで、検査・検収の期限が書かれていない

逆に、信頼できる元請けほど、下記がはっきりしています。

  • 写真点数と撮影基準(下地・洗浄・養生・完了の最低カット数)
  • 追加工事になるケース(クラック補修、サイディングの張替え範囲など)
  • 近隣クレーム発生時の役割分担(連絡担当、費用負担)
  • 労災・賠償保険の加入条件と証券の提出タイミング

私の視点で言いますと、「単価高め・ルールゆるい案件」は短期的にはラクでも、長期で見るとトラブル率が一気に跳ね上がります。

単価・工期・提出物を総合した“実質時給”の算定ステップ

単価だけを眺めても、手残りは読めません。
ポイントは、書類と検査にかかる時間も“見えない工期”として計算に入れることです。

実務で使いやすい簡易ステップをまとめると、次の通りです。

  1. 工事の総額(足場・洗浄・シーリング・塗装の合計金額)
  2. 実働日数(天候リスク込みで、自分の経験から現実的な日数)
  3. 書類・写真・打合せにかかる時間(1現場あたり)
  4. 移動時間とガソリン・高速費
  5. 手元・アルバイトの人件費と材料の実費

この5つを入れたうえで、1人あたりの実質時給を出します。

項目内容の例注意ポイント
工事金額90万円足場・防水・補修を含むか必ず確認
実働日数8日予備日を2日含めて計算
書類・写真合計6時間写真提出マニュアルが細かいほど増える
移動往復1.5時間×8日都心部は渋滞も上乗せ
人件費・材料55万円サイディング補修・クラック補修の別途有無

この表から、「現場トータルの拘束時間」と「実際の手残り」を割り算して、時給5,000円を切る案件は基本NGと決めておくとブレません。

来年以降も安定して割当が続く元請けの特徴と、短期案件で終わる会社の違い

安定して仕事を振ってくれる元請けかどうかは、現場以外の行動を見ると分かります。

安定元請けに共通するポイントは次の通りです。

  • 顔合わせの段階で、年間の施工件数や主な物件種別を数値で話せる
  • 施工事例・品質基準書・SOP(標準手順書)を資料で共有してくれる
  • 現場担当が固定されており、連絡の窓口がブレない
  • 不具合・クレーム事例をあえて包み隠さず話し、その対策を説明できる
  • 翌月以降の予定工期やエリア配分を、ざっくりでも教えてくれる

反対に、短期で終わりがちな元請けはこうなりがちです。

  • いつも「現在拡大中」で、実績よりも夢を強調する
  • 拠点住所や会社概要の説明があいまい
  • 連絡先が個人携帯だけで、担当が頻繁に変わる
  • 保険・資格・認証の話をしても話題をそらす
  • 条件は魅力的だが、契約書・仕様書の提示が遅い

外壁塗装の下請け募集は「仕事量」よりも「中身の濃さ」で選んだ方が、親方自身の財布と職人の笑顔を守れます。
募集情報を読むときは、単価より先にルール・リスク・体制の3点を見るクセをつけておくと、危ない元請けはかなりの確率で避けられます。

スターペイント
担当白山

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ハウスメーカー系・地場リフォーム・公共工事…外壁塗装業者が3タイプの元請けをどう使い分けるか

「単価は悪くないのに、なぜか手元にお金が残らない…」
この状態から抜け出すカギは、元請けを“運”ではなく“設計”で選ぶことです。発注形態と物件種別ごとに、向き不向きがハッキリ分かれます。

住宅・マンション・商業施設・工場で違う「施工体制」と向き不向き

同じ塗装工事でも、求められる施工体制はまったく別物です。ポイントは人数・書類量・検査の濃さ

物件種別主な元請けタイプ向いている業者像現場のクセ・リスク
戸建住宅(外壁・屋根)地場リフォーム、ハウスメーカー1~5名の親方チーム足場~洗浄~シーリング~塗装を一式で回せると強い。近隣クレーム対応が多め。
分譲・賃貸マンション管理会社、ゼネコン3~10名体制の塗装業者工程管理表・写真提出・防水併用が必須。工期遅延ペナルティに注意。
商業施設・店舗ゼネコン、テナント本部夜間・短期に強いチーム内外装・天井・サイディング・金属の取り合い調整が多い。騒音・臭気クレームリスク。
工場・倉庫ゼネコン、工場本体高所・大型足場の経験者防水・遮熱塗料・ウレタン、防食塗装の知識必須。労災・保険チェックが厳格。

住宅メインの親方が、いきなり公共マンションの大規模修繕に入ると、

  • 足場・仮設・防水・シーリングが別業者との分業体制
  • 高圧洗浄だけで2~3日、写真・是正指示でさらに時間を取られる
  • 書類(SOP、施工計画書、検査記録)の手間を単価に載せ忘れる

この3点で財布が一気に締め付けられます。
逆に、公共工事慣れした会社が地場リフォームに入ると、「細かい色相談や近隣挨拶」が負担に感じがちで、単価の割にストレスが高くなりやすいです。

安定優先か単価優先か:社長・親方が決めるべき事業の軸

稼げるかどうかは、「どの元請けをメインに据えるか」で8割決まります。
私の視点で言いますと、まずは事業の軸を下の2択で決め打ちした方がブレません。

  • 安定優先(毎月の売上を固めたい)
    • メイン候補
      • ハウスメーカー系住宅、地場リフォーム会社、外壁専門会社
    • 向いている会社
      • 1~5名でフットワークが軽い
      • 写真提出・検査立ち会い・近隣対応をきっちりこなせる
    • 注意点
      • 単価はやや低めでも、洗浄・養生・下地補修の範囲を事前に明記しておかないと「サービス工事」で赤字化しやすい
  • 単価優先(利益率を高めたい)
    • メイン候補
      • 公共工事、マンション大規模修繕、工場・倉庫の改修
    • 向いている会社
      • 3名以上で長期工期にも対応できる
      • 書類・安全管理・検査対応に慣れている
    • 注意点
      • 着工から検収・入金まで長期化しやすいので、翌月資金繰りを別ルート(小口の住宅リフォームなど)で確保しておく

引退を見据えた親方が“最後に組むべきパートナー”の選び方

40代後半~60代の親方からの相談で多いのは、「体力が落ちてきたが、まだ数年は現場に出たい」という声です。
このステージで選ぶ元請けを間違えると、体はしんどいのに、通帳は楽にならない状態が続きます。

引退を見据えたパートナー選びのチェックポイントは次の通りです。

  • 長期で割当が続くか
    • 単発の大型案件より、同じエリアの住宅・外装リフォームを年間を通じて発注してくれる会社か
  • 書類・検査の“濃さ”が自分に合っているか
    • ハウスメーカー並みの検査・写真量が苦痛なら、地場リフォーム・外壁専門会社の方が現実的
  • 若手スタッフの教育に付き合ってくれるか
    • 現場写真・工程管理の書き方を会社側がフォローしてくれると、自分の経験を“技術指導”に変えやすい
  • 支払いサイトと保険体制
    • 支払いが翌月末まで、労災・請負賠償保険加入をはっきり求める会社は、トラブル時の対応も比較的安定しやすい
重視すること向いている元請けタイプ具体的なメリット
体力負担を減らしたい地場リフォーム、外壁専門会社工期短めの住宅案件が中心で、夜間・長期拘束が少ない。
手残りを最大化したい公共・マンション系元請け書類負荷は重いが、1案件あたりの粗利が取りやすい。
後継者を育てたいハウスメーカー系、外壁専門会社写真・書類・品質基準が揃っており、若手教育の教材になる。

「どこが一番単価が高いか」ではなく、「自分の年齢・人数・得意な現場で、一番ストレス少なく安定して工事を継続できるか」で元請けを選んだ方が、手元のお金も、現場での気持ちも、両方守りやすくなります。

執筆者紹介

外壁・屋根塗装専門で年間3,000件規模の施工実績を持つスターペイント(福岡本店/関連会社)として、自社ショールームで蓄積された現場データと、マッチングサイトや地域密着店の公開情報、業界セミナー・職人向け相談会で共有される一般的なトラブル・成功事例を横断的に整理しています。外壁塗装職人・親方が「元請け選びで損をしない」ための判断材料を、中立的な編集者の立場から提供しています。

スターペイント
担当白山

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