
「最近、外壁の一部がポロッと欠け落ちていた…」そんな経験はありませんか?
モルタル仕上げの外壁は丈夫に思えても、築15年前後で乾燥収縮や寒暖差による微細クラックが生じ、放置すると剥離・雨漏りへと進行します。
本記事では 「外壁 モルタル 剥がれ 補修 diy」 で検索されたあなたのために、【DIYで応急処置する方法】【プロに任せて長持ちさせる方法】をワンストップで解説。年間3,000件超を手掛けるスターペイントの現場ノウハウを交えながら、費用・時間・リスクまで丸ごと比較します。読後には「自分で直す/業者に頼む」の判断が即できるはずです。
モルタル外壁が剥がれる原因と放置リスク
モルタル特有の「乾燥収縮」と「躯体の動き」がひびを生み、雨水が入り込むと内部から膨らんで剥離に進行します。放置は構造腐食・断熱低下を招くため早期対処が必須です。
モルタル外壁の特性と劣化メカニズム
モルタルは〈セメント+砂+水〉を現場で練り、ラス網に塗り付ける湿式工法です。
硬化後もわずかな水分蒸発と温度伸縮を続けるため、ヘアクラック(幅0.3 mm以下)→乾燥クラック(0.3〜1 mm)→構造クラック(1 mm以上)→剥離の順に進行します。さらに塗膜のチョーキングで防水性が落ちると雨水がひびに浸入し、冬場の凍結膨張で内部から押し出す「エフロ剥離」が加速。結果、仕上げ層だけでなく下地モルタルまで浮き上がり、最終的にラス網が錆びてごっそり落下することも。築20年超の戸建てで「白い粉が付く」「コインでこするとボロボロ剥がれる」症状が出ていれば、劣化ステージは後半と考えてください。
症状別・進行スピード早見表
劣化ステージ | 代表症状 | 進行想定 | 応急対応 |
---|---|---|---|
Ⅰ ヘアクラック | 髪の毛状の表面割れ | 1〜3年で乾燥クラックへ | 充填材+再塗装 |
Ⅱ 乾燥クラック | 幅0.3〜1 mm | 1〜2年で浅い剥離 | Uカット充填 |
Ⅲ 構造クラック | 幅1 mm超・縦横に走る | 数ヶ月〜1年で浮き・剥離 | ラス補修+左官 |
Ⅳ 剥離・浮き | 下地ごと浮き、音が変 | 即座に雨水侵入 | 下地補強+全面塗替え |
剥がれ・ひび割れが招く二次被害
剥離箇所から侵入した水分は、躯体の木材や鉄筋を腐朽・腐食させます。鉄筋爆裂が起きれば構造耐力が低下し、地震時に割裂を助長。壁内結露で断熱材が濡れると、室内側の熱損失が最大15%増するという調査もあります。
また、モルタル片の落下は歩行者や車両を直撃する恐れがあり、民法717条「土地工作物責任」により、所有者が損害賠償を負うケースも。スターペイントの現場でも、幅1 cmのクラックを放置していた結果、数年で床下土台まで腐朽し、250万円規模の大規模改修になった例があります。小さな剥がれでも“家全体の資産価値”へ波及する――この視点が早期メンテナンスの原動力になります。
DIY補修できるか?セルフ判定フロー
ひび幅・剥離範囲・高さの3要素をチェックすれば、DIY可否は概ね判断できます。スターペイントの基準をベースに、迷わないチャートを用意しました。
3分でわかる可否診断チャート
以下のYes/Noフローチャートを辿るだけで、自宅の剥がれが「自分で直せる範囲」か「プロ必須」か判定できます。
- ひび幅は0.3 mm未満?
- Yes → Step 2 No → プロ相談
- 剥離部が直径5 cm未満?
- Yes → Step 3 No → プロ相談
- 地面からの高さ2 m以内?
- Yes → DIY可 No → 安全上プロ推奨
DIY難易度チャート
項目 | Low | Middle | High |
---|---|---|---|
ひび幅 | 0.1 mm | 0.3 mm | 1 mm |
剥離深さ | 表面のみ | 下地1 mm | ラス網露出 |
作業高さ | 腰〜胸 | 2 m脚立 | 足場6 m |
難易度「Middle」までなら、市販補修材+タッチアップ塗料で対応可能。ただし中性化試験薬でpH10以下なら下地劣化が進んでいるため、Level Highとみなします。
スターペイント推奨「3段階評価」
スターペイントでは現場調査時、Level 1:ヘアクラック/Level 2:浅い剥離/Level 3:構造クラック・浮きの三段階で可否を判断します。
Level 1はシリコン充填+微弾性フィラーの再塗装をお客様自身で行える範囲。Level 2は下地ケレンとモルタル充填が必要なため、「道具が揃い、休日を丸1日費やせること」が条件。Level 3はラス網の錆補修・樹脂モルタル左官・全面再塗装がセットで、足場と複数人作業が前提です。プロが行う下地処理は、高圧洗浄(8 MPa)、2種ケレン(電動工具+手ケレン)、浸透シーラーの2回塗りで塗膜の密着力を最大化。**「下地8割、塗装2割」**を徹底してこそ長期保証10年が実現します 。
ご自身での判断が難しいと感じる方は当てはまる項目を選択するだけでWEB上で費用の相場やプランが分かるシミュレーションツールを使ってみてもいいかもしれません。
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DIY補修に必要な工具・材料と手順
DIY成功の鍵は「正しい道具選び」と「6ステップ施工」。市販品で揃うアイテムと、プロ仕様で差が出るポイントを一覧表で整理します。
工具・材料のチェックリスト
カテゴリ | アイテム | 目的 | 目安量 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|
前処理 | ワイヤーブラシ | 表面ケレン | 1本 | 500円 |
高圧洗浄機(8 MPa相当) | 汚れ除去 | 1台 | 1.5万円(レンタル) | |
充填材 | 低粘度エポキシ注入剤 | クラック充填 | 250 ml | 2,000円 |
ポリマーセメントモルタル | 剥離部補修 | 5 kg | 2,500円 | |
塗装 | 浸透シーラー | 下塗り | 2 L | 3,000円 |
微弾性フィラー | 中塗り | 4 kg | 3,500円 | |
シリコン樹脂塗料 | 上塗り2回 | 4 kg | 5,000円 | |
その他 | 養生シート・マスカー | 飛散防止 | 20 m | 1,200円 |
防塵マスク/ゴーグル | 安全 | 各1 | 1,500円 |
スターペイントのこだわり
施工現場では、低アルカリ型エポキシ「ハイパーK」を注入し微細クラック奥まで樹脂を行き渡らせています。DIYでは類似製品を選び、空気抜きを十分に行うと失敗が減ります。
6ステップでわかる実践マニュアル
- 足場または脚立設置・養生
2 m超の作業は転落リスクが高いので、可能なら単管足場+メッシュシートをレンタル。養生シートでサッシや植物を保護します。 - ケレン・清掃
剥離片と浮き塗膜をワイヤーブラシで除去。高圧洗浄→乾燥24 hで付着埃をゼロに。 - 浸透シーラー下塗り
pH10以上のアルカリ面は「カチオンシーラー」を選択。ローラー2回塗で下地強化。 - 充填材・ポリマーセメントモルタル充填
クラックはVカット後、エポキシ注入→カチオンペースト埋め戻し。剥離部は背面にプライマーを塗布しモルタル充填。 - 乾燥→研磨・整形
20℃で48 h硬化後、サンドペーパー#120で段差を消失させる。 - タッチアップ塗装+トップコート
微弾性フィラーで肌合いを調整し、シリコン樹脂を2回塗り。最後にフッ素クリヤーを乗せれば紫外線耐久が1.5倍に。
施工中の“失敗あるある”は**「洗浄不足」「乾燥不足」「シーラー省略」**の3点。塗料は「既定希釈10%・攪拌3分」が基本です。
DIYとプロ依頼の費用・時間・安全比較
概要
コスト面のメリットだけでDIYを選ぶと、やり直し費用で結果的に高くつくケースも。安全・保証を含めた総合判断が重要です。
費用・工期シミュレーション
項目 | DIY(8 ㎡想定) | プロ施工(8 ㎡) |
---|---|---|
材料費 | 18,000円 | 材料に含む |
道具レンタル | 8,000円 | 足場・機材込み |
人件費 | 0円(自分) | 25,000円 |
廃材処分 | 2,000円 | 含む |
合計 | 28,000円 | 約60,000円 |
工期 | 2日(乾燥別) | 1日 |
保証 | なし | 最長10年 |
DIYが半額以下で済むのは事実ですが、「6 m以上の足場」「専門工具購入」「仕上がりムラ修正」を加味すると差は縮小。やり直しが発生した場合、プロ再施工+足場で10万円超になりがちです。
転落・粉塵・施工不良リスクと安全装備
労働安全衛生規則では高さ2 m以上の作業に足場が義務付けられます。家庭用脚立で無理をすれば、1.5 mからの転落でも骨折率は20%超と統計が示す通り重大事故のリスク大。また、モルタル粉塵は肺に沈着しやすく、慢性気管支炎やシリカ症の原因となります。必ず【防塵マスクDS2規格】【密閉ゴーグル】【耐切創手袋】を着用し、近隣への飛散防止にメッシュシートを張りましょう。仕上がり不良が出た場合、DIYでは「塗膜膨れ」「ピンホール」「色ムラ」が代表的。特にピンホールは雨水浸入の起点になり、数ヶ月で再剥離を招きます。スターペイントでは下地水分量を測定し、含水率8%以下まで乾燥させる工程管理で再発を防いでいます。
プロに任せるべきサインと業者選びのポイント
概要
構造クラック・雨漏り・高所作業が絡む場合は迷わずプロへ。業者品質は「下地処理」と「保証年数」で見極めましょう。
DIY限界を超える症状チェック
- 横方向の構造クラック:壁倍率低下の危険信号
- 浮き幅2 mm超 or ドラム音:ラス網まで浮いている
- 室内に雨染み:外壁防水層が破断
- 地震後の新しい亀裂:躯体変形が影響
これらに該当する場合、自力補修は応急にもならず、補修跡が早期劣化を招く可能性大です。打診棒や赤外線調査で浮き面積を可視化し、下地アンカーピンニング補強→樹脂注入→左官復旧の工程が必須となります。
スターペイントの施工力と長期保証
スターペイントは全国ショールーム網を活かし、年間3,000件以上の施工実績と**顧客満足度99%**を継続しています。自社専属職人が下地処理から仕上げまで一貫担当し、最大10年保証を発行。施工後も1・3・5・10年の定期点検でクラック発生を早期是正します。近隣挨拶・施工管理報告書・完工写真提出を標準化し、「見えない工程を見える化」することで、お客様の不安をゼロに。DIYかプロか悩む段階でも無料診断に伺い、最適な補修範囲と工事費をシミュレーションします。
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モルタル外壁を長持ちさせるメンテナンス計画
補修後に再塗装サイクルと目地打替え周期を把握すれば、計画的メンテで総コストが最小化。高耐候塗料とアフター点検が鍵です。
補修後の塗装サイクルと防水対策
一般的なアクリルシリコン塗料の耐用年数は10〜12年。補修後3年以内に全面再塗装を行うと、色ムラなく仕上がり、塗膜一体化で長寿命化します。目地シーリングは温度伸縮が大きく、7〜10年で打替えが推奨。近年は超低汚染フッ素樹脂や無機ハイブリッド塗料が登場し、20年耐久も可能。初期費用はシリコン比1.5倍ですが、サイクルを2回→1回へ削減できるため生涯コストは低減します。防水観点では「逆ジョイント」「水切り金物」設計に注意し、雨水が外壁を伝わないルートを確保することが重要です。
スターペイント流アフターサポートと相談窓口
スターペイントでは「施工=ゴール」ではなく、長期的な住まいの健康管理を使命と考えています。工事後には完工写真・使用塗料の製品保証書・当社独自の10年保証書をお渡しし、保証期間中は無料の定期点検(1年目・3年目・5年目・10年目)をご案内。点検時期が近づいたらお電話またはメールでご連絡し、日時を調整のうえ担当診断士が訪問します。点検内容は〈目視によるクラック・チョーキング確認/打診棒での浮きチェック/付帯部のビス緩み確認〉が基本セット。劣化が軽微なうちは簡易補修(シーリング増し打ち・タッチアップなど)をその場で無償で行い、再塗装が必要なタイミングでは複数の塗料グレードを比較した最適プランをご提案します。
ご相談窓口は フリーダイヤル 0120-983-997(9:00〜19:00 年中無休) と 公式サイトのチャットボット(24時間受付) の二本立て。チャットでは「外壁のここが気になる」「概算費用を教えてほしい」という質問に最短1分で専門スタッフが回答し、必要に応じて現地調査の予約へとスムーズにお繋ぎします。対面でじっくり話を聞きたいお客様には、全国のショールームをご案内。実際に使われる塗料やシーリング材を手にとり、大型カラーサンプルを太陽光下で比較できるため、仕上がりのイメージ違いを回避できます。
さらに工事後は専任アフター担当が窓口となり、台風や地震など突発的なトラブル時もワンコールで対応。応急処置が必要な場合は最短即日で駆けつける体制を整えています。LINE公式アカウントに写真を送っていただければ、担当者が状態を確認し、訪問が必要かどうかを判定するサービスも好評です。こうした“顔が見えるサポート”により、当社アンケートでは**顧客満足度99%**を継続。スターペイントは、施工前のご相談からアフターサービスまで一貫して伴走し、住まいの資産価値とご家族の安心を末永く守ります。
外壁の素材別の修復方法
外壁材ごとに劣化の出方や補修の勘所は大きく異なります。ここでは、日本の戸建てで採用率の高い「窯業系サイディング」と「金属サイディング」を取り上げ、それぞれのDIY可否とプロが行う長持ち施工の要点を解説します。
窯業系サイディングの補修ポイントとDIY可否
窯業系サイディングはセメント質と木質チップを高圧成形した外壁パネルで、1990年代後半以降に急速に普及しました。最大の劣化要因は目地シーリングの硬化と基材の凍害膨れ。まずはシールの弾力を指で押して確認し、白化・ひび割れがあれば打替えが必要です。DIY手順は〈既存シール撤去→プライマー塗布→高耐候変成シリコン充填→ヘラ押え〉で完結します。パネル表面に幅1 mm未満の割れが生じた場合は、弾性パテで充填後、同系色塗料をタッチアップすると目立ちません。ただし凍害で基材が膨らんでいる場合、内部まで劣化が進行しているため張替えが無難です。スターペイントでは劣化パネルのみ交換+全面塗装をワンストップで行い、作業効率とコストを最適化。張替え後は低汚染フッ素塗料で塗膜厚を確保し、通気工法の胴縁をふさがないよう換気口を復元することで耐久性を20年級へ引き上げています。DIYに挑戦する際は、シールプライマーの塗り忘れとパネル継ぎ目のコーキング打ち残しに注意しましょう。
金属サイディング(ガルバリウム・トタン)の補修ポイントと防錆対策
金属サイディングは軽量・高耐久で近年人気ですが、塗膜が傷むと赤錆・白錆が急激に広がります。DIYの核心は徹底したケレン。ワイヤーブラシで浮き錆を落とし、#120の研磨ペーパーで素地を露出させてから、2液弱溶剤形エポキシさび止めを塗布することが必須条件です。上塗りは耐候シリコンまたはフッ素樹脂を推奨し、希釈はメーカー規定を厳守。継ぎ目シーリングが収縮している場合は、変成シリコンで再シールしてから塗装することで雨水浸入を防げます。小さなピンホールや1 cm程度の穴あきは、裏面にアルミメッシュテープを貼り、ポリマーセメントを充填して表面を平滑化すれば補修可能です。スターペイントでは赤外線サーモグラフィで裏面腐食を確認し、重度腐食パネルは厚さ0.35 mm以上のフッ素焼付鋼板に張替え。屋根や雨樋とトーンを合わせたカラー提案で外観価値を高めています。DIYの際は切削バリでのけがと金属粉塵吸入に注意し、防刃手袋とDS2防じんマスクを必ず着用してください。
まとめ
モルタル外壁の剥がれは、乾燥収縮や防水切れが呼び水となり進行します。(1)ひび幅0.3 mm未満か、(2)剥離5 cm未満か、(3)高さ2 m以内か――この3条件でDIY適性を判定しましょう。DIY成功のポイントは (a) 徹底洗浄、(b) 浸透シーラー2回、(c) 乾燥時間厳守 の3つ。材料費3万円弱で応急補修できますが、足場や保証を考慮するとプロ依頼のコストパフォーマンスも高いのが実情です。特に構造クラックや雨漏りの兆候があれば、早期にプロへ相談し、下地補強と全面塗装をセットで検討してください。スターペイントは 下地8割主義・10年保証 を掲げ、長期的な住まいの資産価値向上をゴールに施工しています。「DIYの延命」と「プロの長期安心」――本記事が両者のバランスを見極める羅針盤となれば幸いです。
\春は塗装工事のベストシーズン/
春と秋は外壁塗装・屋根塗装のベストシーズンといわれています!特に雨が少なく気温や湿度が安定している3~5月は狙い目なのです。
スターペイントではチャット形式で質問に答えるだけで、簡単にあなたのお家の塗装費用の相場をチェックできる、登録不要の見積シミュレーションツールを提供しております。
とりあえず相場を確認するだけでも構いませんので気になる方は是非お試しください!
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