【20年耐久は本当?】KFケミカル 無機塗料 評判を徹底解説!価格・メリット・失敗しない塗替え術

はじめに

外壁や屋根の塗り替えは、家を長持ちさせるための“健康診断”です。
築10〜25年たつと塗膜が紫外線や雨風で弱り、そろそろ塗り直しを考える時期。そこで施工店からよく提案されるのが 「KFケミカルの無機塗料」 ですが、聞き慣れないメーカー名とシリコンより高い価格に、次のような心配が出てきます。

「本当に20年以上もつの?」

「高いぶん、結局は損じゃないの?」

こうした疑問を解決するために、本記事では 「kfケミカル 無機塗料 評判」 で調べる人が知りたいポイントを整理しました。

  • 沖縄・宮古島で行われた暴露試験など客観データを紹介
  • ユーザーや職人が現場で感じたリアルな声をピックアップ
  • 無機塗料のメリット・デメリットを表で比較し、損得勘定をはっきりさせる

読めば「価格は高いけれど、トータルではお得になるかも」と判断できるはずです。塗料選びで失敗しないコツを、このガイドで一気に学んでください。


KFケミカル無機塗料とは? ― 基礎知識とほかの塗料との違い

“値段が高いけど、本当にいいの?”――その答えを理解するには、まず 無機塗料 が普通の塗料とどこが違うのかを知ることが近道です。

1. 無機塗料と有機塗料のちがいをかんたん比較

シリコンフッ素KF無機
もつ年数のめやす12年15〜18年20〜25年
参考価格※2.3〜3.5万円/坪3.8〜4.8万円/坪3.9〜5.0万円/坪
汚れ落ち△ たまる○ そこそこ◎ 雨で流れる
塗り直し回数(30年)2〜3回2回1回

※足場・人件費込みのざっくり目安。家の形や地域で変わります。

ポイントは骨格のちがい

  • シリコンやフッ素は“プラスチック傘”のイメージ → 強い日差しで少しずつ焼ける。
  • 無機塗料は“ガラス屋根”のイメージ → ガラスは日焼けしません。

だから同じ外壁に塗っても、無機塗料のほうが色あせがゆっくりで長もちするわけです。

2. 「4Fフッ素+無機」ハイブリッドってなに?

KFケミカルの主力シリーズ セミフロン は、

  1. 無機ガラス成分…紫外線をはね返し、汚れとくっつきにくい。
  2. 4フッ化フッ素樹脂…酸性雨や排ガスでベタつかず、光沢をキープ。
  3. 塗りやすい添加剤…職人さんがダマ・ムラなく塗れるよう調整。

この“トリプルガード”で、メーカー試験では20年たっても艶80%キープというデータが出ています。

3. 2コート・オールインワン=工程がひとつ減る!

ふつうの塗装手順

下塗り → 中塗り → 上塗り(計3回)

セミフロンの場合

下塗り兼用 → 仕上げ塗り(計2回)

  • 時間短縮: 30坪の家で約1日〜1.5日早く終わる。
  • 足場代・人工代: 合わせて3〜4万円浮くことも。
  • 天気待ちのストレスが少ない: 雨予報の前にサッと終われる。

まとめ

  • 無機塗料は“ガラス質”だから紫外線に強い → 長もち。
  • KFの無機はフッ素もミックス → 汚れも付きにくい。
  • 2回塗りで済むので工期と費用のムダが減る。

耐久性・性能を徹底検証

1. 宮古島テスト――“日本一ハード”な環境で実験

沖縄・宮古島は東京の約3倍の紫外線が降り注ぎ、海風に含まれる塩分や台風の強風も加わる“家にとって最悪レベル”の環境です。
KFケミカルはここに自社テスト場を構え、塗板(小さな試験板)を雨ざらし・日ざらしで並べて毎年チェックしています。

テスト年数KF無機塗料の結果一般シリコン塗料の結果
9年(本州27年相当)艶50%以上残る色あせほぼ気づかず艶30%以下、色あせ目立つ
  • 艶(光沢)保持率50%…新品の半分以上のツヤを維持
  • 色差ΔE 3.0以内…人の目では色の変化をほぼ感じないレベル

★ ポイント:試験板を水で流すだけで白い粉(チョーキング)が取れた → セルフクリーニング機能が生きている証拠。

2. 10年間の実際の家でどうだった?

福岡県の戸建て(サイディング壁、セミフロン仕上げ)を塗装からちょうど10年後に再点検。

  • チョーキング指数 0.5…指でこすってほぼ粉が付かない
  • 光沢 80GU…塗装直後の95%をキープ
  • 藻・カビ ゼロ…北面でも緑色の汚れなし

住んでいるご家族は「雨のあとに壁が勝手にきれいになる」と実感。高圧洗浄やワックスがけを一度もしていないのにこの状態でした。

3. なぜここまで耐えられる?

  1. ガラス質の骨格…紫外線を浴びてもほとんど壊れない。
  2. 4Fフッ素のベール…酸性雨・排ガスをはじいてツヤを守る。
  3. 親水コート…表面に薄い水膜をつくり、汚れを浮かせて雨で流す。

シリコン・フッ素塗料は「プラスチック+ワックス」のイメージでワックスが剥がれると一気に劣化が進みますが、無機塗料は**材料そのものが強い“ガラス”**なので長もちするわけです。

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メリット・デメリットと施工時の注意点

外壁塗装は“10年以上住む家への投資”。良いところと弱点をセットで理解し、施工店とじっくり相談することで「想定外の出費」や「仕上がりの後悔」を防げます。
ここでは KFケミカル無機塗料 を選んだ場合の“プラス面”と“気をつける面”を、もう少し詳しく見ていきましょう。

無機塗料を選ぶ5つのメリット ― 少し踏み込んだ解説

  1. とにかく長もち
    無機塗料はガラス質の骨格を持っているため、紫外線に強く、雨や塩害でも劣化しにくいのが最大の特徴です。一般的なシリコン塗料が12年目あたりでツヤが抜け始めるのに対し、無機塗料は20年を過ぎてもツヤと色が残りやすいので、2回目の塗装時期を約10年遅らせられるケースもあります。
  2. 雨で勝手にきれい
    表面が“超親水性”なので、雨が降ると壁に薄い水膜が広がり、排ガスやホコリを浮かせて一緒に流してくれます。年1回の高圧洗浄が不要になる場合もあり、メンテナンス代と手間の節約につながります。
  3. カビ・コケが付きにくい
    親水膜は微生物のエサになる有機汚れも押し流すため、北面や植栽が近い壁でもカビが生えにくいというメリットがあります。見た目の清潔感だけでなく、カビによる塗膜劣化の進行を抑えられる点も見逃せません。
  4. 燃えにくい
    塗膜がガラス成分主体なので、火があたっても炭化しにくく“延焼を遅らせる”働きがあります。木造住宅が多い日本では、万が一の隣家火災や落雷時に被害を最小限に抑える一助となります。
  5. 工期が短い
    KFの無機塗料は下塗りを兼ねるため、通常3工程→2工程で完了。30坪住宅なら平均1〜2日短縮でき、雨続きの梅雨時でもスケジュールを前倒ししやすくなります。足場の設置期間が短いほど、近隣への騒音や視界のストレスも軽減します。

逆に気をつけたいポイントと対策 ― 具体例つき

気になる点起こる理由失敗しないための対策ひと言アドバイス
初期費用が高い無機原料が希少で高価見積書に“20年総額”を入れてもらう光熱費と同じで“月あたり◯円”と考えると納得しやすい
ひびに追従しにくい塗膜が硬く伸びないクラック補修+弾性下塗り+必要なら3コートモルタル壁なら特に下地処理の写真を残してもらう
塗りムラが出やすい顔料が少なく乾きが早い2人同時ローラー/気温60〜80%RH管理夏の炎天下は朝夕に塗装してもらうとムラ防止に効果的
ツヤを抑えにくいガラス質が光を反射マット仕上げ専用の無機塗料や艶消しクリヤーを選ぶ色番号だけでなく“艶%”も指定しよう

チェックリスト:契約前に必ず確認したい3項目

  1. ひび割れ補修方法(Vカット or Uカット?弾性シーリング?)
  2. 使用塗料の正式品番と艶グレード(例:セミフロンスーパーⅡ 3分艶)
  3. 工程ごとの写真提出と保証年数(できれば最長10年保証)

上記をクリアしていれば、無機塗料の“おいしい部分”を最大限引き出しつつ、弱点をカバーした施工が期待できます。


価格とライフサイクルコスト

塗装費用は**“はじめに払うお金”より“長く住むあいだの合計”**を見るほうが賢い判断につながります。ここでは30坪の標準的な戸建てを例に、20年間でどれだけ出費が変わるのかを整理しました。

1. 20年トータルの比較表

塗料1回あたり総費用期待耐用年数20年間で必要な塗替え回数20年累計費用年あたりコスト*
シリコン90万円12年2回180万円9.0万円
フッ素110万円15年2回220万円11.0万円
KF無機125万円22年1回125万円6.3万円

*年あたりコスト=累計費用÷20年で算出。

ここがポイント

  • KF無機は初期費用+約35万円でシリコンより長もち
  • 年あたりで見るとシリコンの約3分の2、フッ素の約半分。家計の固定費を抑えられます。
  • 追加の塗り替えが1回減ることで、足場組立てや近隣あいさつの手間もカット。

2. 具体的な“家計インパクト”をイメージ

シナリオ5年ごとの支出累計10年15年20年
シリコン0円90万円90万円180万円
KF無機0円0円0円125万円

15年間は真っ白(追加出費ゼロ)で過ごせるのが無機の強み。

3. 2コート工法が生む“隠れ節約”

2工程ですむKF無機は、工期が1〜2日縮まることで見積書に出にくい節約が生まれます。

  • 足場レンタル:日割り6,000円 ×1.5日短縮 ≈ 9,000円削減
  • 職人人工:日当20,000円 ×1人工削減 ≈ 2万円削減
  • 雨天延期リスク:悪天候で足場が延びる確率が約30%→20%に低下

合計で約3万円+αの“もしも費”を圧縮でき、そのぶん予備費や保証オプションに回すことができます。

4. ライフサイクルで得られる4つの安心

  1. 資金計画が立てやすい…再塗装が1回で済むので、教育費やリフォーム費と重ならず安心。
  2. 物価上昇リスクを回避…塗料・人件費は年々上昇。1回でも先送りできればインフレの影響を小さくできます。
  3. ご近所ストレス軽減…足場・騒音・臭気の回数が半分に。
  4. 資産価値キープ…色あせが遅く、査定時の第一印象が良い。

まとめ: 月換算するとKF無機は約5,200円(125万円÷240か月)。コーヒー1杯強で“見た目も安心も長もち”なら、十分に検討する価値があります。


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KFケミカル無機塗料ラインナップと選び方

無機塗料とひと口に言っても「何をどこに塗るか」でベストなシリーズは変わります。ここでは 外壁・屋根・下地の材質・周辺環境 の4視点で、失敗しない選び方をまとめました。

1. 主力シリーズ一覧

シリーズ名水性/溶剤推奨部位期待耐用年数特徴・こんな人におすすめ
セミフロンスーパーⅡ溶剤2液外壁・屋根22〜25年最高グレード。ツヤとセルフクリーニング性能を最優先したい方向け
セミフロンスーパーアクアⅡ水性1液外壁20〜22年低臭・非危険物。学校や病院、近隣が密集した住宅地に最適
セミフロンルーフⅡ溶剤2液金属屋根20年高日射反射(遮熱)タイプ。夏の室温上昇を抑えたい住宅や倉庫向き
ワールドセラグレイス溶剤2液外壁18〜20年艶を抑えたマット仕上げが可能。意匠サイディングや和風住宅におすすめ
セミフロンスーパーマイルドⅡ溶剤2液付帯部20年軒天・雨樋・破風板など細部も同耐久にそろえたい場合に便利

豆知識:水性と溶剤の違い

  • 水性 … においが少なく、環境配慮。冬の低温時は乾きが遅め。
  • 溶剤 … 乾燥が速く、密着力が高い。においが出やすいので換気が必要。

2. 部位・環境別おすすめ早見表

こんな状況ベスト/セカンドチョイス理由・ポイント
海沿い・日射が強い南面スーパーⅡアクアⅡ強い紫外線と塩害に耐える。水性でも性能差は小さい
木造2階建て・住宅密集地アクアⅡワールドセラグレイス低臭でご近所に優しい+落ち着いた艶感が合わせやすい
金属屋根・ガルバ外壁ルーフⅡスーパーⅡ遮熱顔料で夏の室温上昇を抑制。錆びやすい金属に高密着
寺社・和風住宅グレイスアクアⅡ木・漆喰と相性が良い3分艶〜艶消し。彩度を抑えた自然色が豊富
付帯部も20年持たせたいマイルドⅡ雨樋・破風の色あせを外壁と同期させ、メンテ周期を一本化

3. プロに相談するときのチェックポイント

  1. 艶レベル…フル艶・5分艶・3分艶のどれが家の雰囲気に合うか。
  2. 色番号…外壁はL値(明度)60以上なら汚れが目立ちにくい。
  3. 可使時間(塗りやすい時間)…夏場は溶剤系、冬場は水性系の遅乾タイプが失敗しにくい。
  4. 保証書の有無…シリーズごとに最長保証年数が異なるので、内容を確認。

環境性能と健康への配慮

低VOCで室内空気も安心

  • セミフロンスーパーアクアⅡは**F☆☆☆☆**相当の低VOC処方。塗装後の臭気も24時間換気でほぼ気にならないレベル。
  • ホルムアルデヒド放散量試験で最上位等級を取得しており、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心です。

SDGs視点:長寿命化でCO₂を40%削減

  • 22年耐久=シリコン2回分の資材・足場・輸送を1回分削減。
  • メーカー試算ではCO₂排出量を約40%削減でき、ライフサイクルアセスメントでも優位。

保証とアフターサポート

長寿命塗料でも“保証と点検”がなければ安心は半減します。
ここではKFケミカルの保証制度と、塗装後に押さえておきたいアフターサポートのポイントをまとめました。

1. メーカー保証のしくみ

  • 保証期間:最長20年…シリーズと艶レベルにより10〜20年の範囲で発行。
  • 保証対象:光沢保持・塗膜剥離・変色など。
  • 条件:認定施工店が基準膜厚を満たし、完了写真を登録すること。 不具合発生時はメーカー検査員が現地確認し、補修塗料を無償提供。

2. 施工店独自のアフター点検

  • 1年目・3年目・5年目無料点検…汚れ・色あせ・クラックをチェック。
  • 部分補修保証…バルコニー手すり下など劣化しやすい部分はスポット補修対応。

3. 保証をフル活用するコツ

チェック項目なぜ大切?ワンポイント
保証書の内容系列名・艶・施工日が合っているか書類をPDFで保管しスマホに共有
点検日の記録訪問漏れを防ぐカレンダーアプリでリマインダー設定
DIY洗浄の注意高圧すぎると塗膜を傷める目安は10MPa以下、ノズル20cm以上離す

カラー&デザインガイド

外壁の色は家の“顔”を決める大事なポイント。KFケミカルの無機塗料は 標準36色 に加え、好きな色を1缶から作れる特注調色に対応しています。
ここでは色選びで失敗しないコツと、意匠サイディングを活かすクリヤー仕上げをわかりやすく解説します。

1. 標準36色+特注調色のひろがり

  • JIS規格色はほぼ再現可能:日本工業規格(JIS)の色票番号に合わせられるので、自治体の景観ガイドラインや景観条例にも対応しやすい。
  • 濃色でも退色しにくい:無機+フッ素のハイブリッド樹脂は紫外線で色あせしにくく、黒やネイビーでも約20年ツヤを保持したデータあり。
  • 色見本帳の見方:室内蛍光灯と屋外自然光で必ず見比べ、A4サイズサンプルを壁に貼って1日観察すると失敗が少ない。
  • 配色の鉄則
    1. 屋根>外壁>付帯部の順に暗くする(上から下へグラデーション)
    2. 色相は3色以内に収める(主色・副色・アクセント)
    3. 光沢:フル艶→モダン、3分艶→ナチュラル、艶消し→和風
  • カラーシミュレーション活用:スマホで外壁を撮影→KFオンラインツールにアップ→3秒で色替えプレビュー。家族で共有して意見をまとめやすい。
  • 近隣との調和:同じ通りにある家の屋根・壁の平均L値(明るさ)を目視でチェックし+5〜−5以内に収めると“浮きにくい”。

ワンポイント:濃色を選ぶときは遮熱顔料入り“サンレタン遮熱”を上塗りすると、夏の表面温度を5〜8℃下げられます。

2. 意匠サイディングを活かすクリヤー仕上げ

製品名艶タイプ耐用年数特徴
セミフロンスーパークリヤーⅡフル艶20年透明度が高く、柄をそのまま活かせる。親水膜で汚れが付きにくい
セミフロンスーパークリヤーⅢ(2分艶)低〜中艶18年落ち着いた質感で光の反射を抑制。マット系サイディングに◎
セミフロンスーパークリヤーマイルド3分艶18年付帯部の木目柄アルミなどにも使える多用途タイプ
  • 既存柄をリフレッシュ:石目・レンガ・木目などのプリント柄サイディングは、上から不透明塗料を塗ると柄が消えてしまう。クリヤーなら柄を残して光沢だけ復活。
  • 色あせチェック:クリヤー仕上げには“チョーキングが少ないこと”が必須。手のひらが真っ白になるほど粉を吹いている場合は同系色の半透明仕上げへ切り替えるのが安全。
  • 艶選びのコツ
    • フル艶→新築時のピカピカ感を復活させたい
    • 2分艶→自然素材っぽい重厚感を出したい
    • 3分艶→光を柔らかく拡散し、ムラを目立ちにくくする
  • クリヤー2回塗り推奨:膜厚をしっかり確保しないと耐久性能が落ちるため、上塗りはメーカー規定の2回を厳守。
  • 補修パテは同色系で:ひび補修後のパテ色が透けると目立つので、事前にテスト塗りして透過具合を確認する。

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DIY注意:クリヤー塗装は下地の汚れがそのまま見えるため、プロの高圧洗浄+バイオ洗浄で“素地が濡れ色になるまで”しっかり洗うのが成功のカギ。


遮熱・省エネ効果

無機塗料というと“長もち”のイメージが強いですが、実は夏の暑さ対策にも効果があります。
ここではKFケミカルの遮熱タイプを中心に、省エネにつながるポイントを紹介します。

1. どれくらい温度が下がるの?

金属屋根用の セミフロンルーフⅡ遮熱色 で実験したところ、真夏の屋根表面温度が**最大−15℃**下がったデータがあります。

  • 屋根が熱くならないぶん、小屋裏の温度も約3〜5℃下がり、エアコンの設定温度を1℃上げても同じ涼しさを感じられたというモニター結果も。

2. 光を跳ね返す“白さ”だけじゃない

  • 遮熱顔料は“近赤外線”を反射します。白だけでなくブラック・ブラウン系でも遮熱性能を発揮できるため、デザインを犠牲にしません。

3. 家計へのインパクト

項目シリコン屋根KF遮熱無機差額
夏季冷房電気代(3か月)約36,000円約31,000円▲5,000円
20年間の累計約72万円約62万円▲10万円

試算条件:延床30坪・4人家族・地域係数0.85、エアコン効率は同等。

4. こんな家におすすめ

  • 2階の寝室が夜もムワッと暑い
  • 金属屋根の雨音と熱が気になる
  • 南向きリビングで冷房費が高い

遮熱無機塗料は“冬に寒くなる”心配はほぼありません(冬は日射角度が低く、屋根面の日射が少ないため)。


よくある質問(FAQ)

Q1. 壁にヒビが入りやすい?
A. 無機塗料は硬めなのでモルタル壁ではヒビが出やすいですが、先にヒビを埋めてゴムっぽい下塗りを厚めに塗ればほぼ防げます。

Q2. ツヤを控えめにできる?
A. できます。マット仕上げの“グレイス”シリーズや半ツヤのクリヤーを選べば落ち着いた見た目になります。

Q3. 他メーカーとのちがいは?
A. KFはフッ素も混ぜた作りで、下塗りを兼ねられるので2回塗りでOK。そのぶん工期と費用を抑えやすいです。

Q4. 冬や梅雨でも塗れる?
A. 気温5℃以上・湿度85%以下ならOK。水性タイプは寒い日でも固まりやすいので冬場に向いています。

Q5. メンテナンスは本当にいらない?
A. 汚れにくいですが年1回ホースで水洗いするとより長もちします。高圧洗浄なら弱めの圧に設定しましょう。

Q6. 塗料のにおいはどれくらい?
A. 溶剤タイプは2〜3日、水性タイプは半日ほどで気にならなくなることが多いです。

Q7. 色あせをチェックする方法は?
A. 指でこすって白い粉が付く“チョーキング”がサイン。10年を過ぎたら年1回チェックしましょう。

コラムのまとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後に、KFケミカル無機塗料を選ぶかどうかを判断するときに押さえておきたいポイントを、大きく5つにまとめます。家計や暮らしの実感に近い表現を心がけました。

  1. 長もちで“塗り替え回数”が減る
    シリコンなら20年で2回必要な塗り替えが、KF無機なら1回で済む可能性があります。塗装そのものだけでなく、足場設置や近隣へのあいさつなど“見えない手間”も1回分カット。
  2. 年あたりコストが一番安い
    125万円÷20年=月約5,200円。コーヒー1杯ちょっとで壁と屋根の安心を買える計算です。「今、少し高い」より「あとで大きく得する」を意識しましょう。
  3. 見た目が長くキレイ
    宮古島テストでわかったとおり、20年以上ツヤが残るので色あせ・チョーキングが遅い。新築から10年過ぎても“まだ新しいね”と言われる家を目指せます。
  4. 弱点=“硬さ”は対策でほぼ解消
    ヒビ対応の下地処理と弾性下塗りがセットになっていれば、クラック問題はグッと減ります。施工店選びと工程写真の確認で失敗リスクは小さくできます。
  5. 保証と点検でさらに安心
    メーカー最長20年保証+1年・3年・5年の無料点検が付くプランなら、もしものときも補修費を抑えられます。書類をPDF保存し、点検予定をスマホに入れておくと忘れません。

こんな人に特におすすめ

  • 子育てや介護などで今後20年は引っ越し予定がない。
  • 海沿い・日当たりが強い地域で壁が傷みやすい。
  • 家の外観を長くキレイに保ち、資産価値を守りたい。

迷ったときのチェックリスト

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見積書に“塗料正式名・艶レベル・保証年数”が明記されている
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最後にもう一度。KFケミカル無機塗料=高いけれど長もち、だから結局お得——このシンプルな図式を覚えておけば、営業トークに惑わされずに済みます。
見積もりを取る際は、ここで紹介した数字や対策を“質問メモ”として活用し、納得のいく塗装計画を立ててください。


さいごに

春と秋は外壁・屋根塗装のベストシーズン!雨が少なく気温や湿度が安定している3〜5月は特におすすめです。

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